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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『ペンキ絵の技伝承―女性絵師、銭湯富士絵、新たな命』

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★今日の画像は、私がスペイン・グラナダで出会った『気温38度』、昨夜巨人戦で2打席連続ホームランを打った『丸佳浩』、名古屋市で強制執行を受けた『ゴミ屋敷』。38度に出会ったのは、2014年7月5日のこと。グラナダからバルセロナへ移動するため、グラナダの飛行場へ入って外を眺めたらなんと『38度』。緯度的に言えば、ほぼ広島と同じくらいだから、ありうる暑さだろう。そして、グラナダ市内、世界遺産アルハンブラ宮殿。よくも欧州全行程80日を無事に旅したもんだと、今更ながら驚いている。

★★★年の瀬、銭湯ペンキ絵師の『田中みずきさん(35)』は、埼玉県所沢市の銭湯『弘法の湯』で作業をしていた。換気のため窓は開けっ放し。吐く息が白くなるほど冷える。空調は使えず、夏場は汗がしたたる。高所は、はしごに登って転倒しないようバランスを取る。『ものすごく体力を消耗する』。優雅な富士山を描き上げる芸術家の職場は過酷だ。技術と体力と集中力が求められる銭湯ペンキ絵師。現役は3人だけで、田中さんは最年少にして唯一の女性だ。

大学で美術史を専攻した。好きな作家が銭湯をモチーフにした絵画を見て、卒論で研究しようと初めて銭湯に入った。湯船で壁画を眺めていると、ゆらゆらとのぼる湯気が富士山の周囲を漂い、雲と重なった。『その瞬間、自分が絵の中に吸い込まれたような感覚にとらわれた』と、絵画の新たな味わい方を知った。『この技術を途絶えさせてはならない』。すぐさま『現代の名工』にも選ばれた『中島盛夫さん』に弟子入りを志願した。

銭湯は減り続け、収入を見通せない世界。けんもほろほろに断られた。それでも『残すべき技術です。食べていけなくても構わない』と食い下がった。結局、収入源として別の仕事につくことを条件に見習いとして受け入れてもらえた。当初1年半は美術関連の出版社に努めながら見習いをした。専念したいという思いは膨らみ、師匠にも相談せずに会社に辞表を出した。


技術を見て盗み、3年間はひたすら空と雲だけ描いた。老朽化した壁は凹凸で、同じ調子ではけを動かしていると色むらが出来てしまう。微妙なはけ遣いに苦闘した。岩や樹木など少しずつ賭ける幅は広がり、7年目に1人で全面を制作した。9年間の修行を経て2013年に独立。これまでに延べ100軒近くの銭湯で描いた。

『弘法の湯』の店主、関口さん(74)は『以前より明るい彩りで、男性絵師とは違う出来映え。お客さんも喜ぶ』と満足そうだ。実は銭湯に描かれている富士山の景色は、ほとんどが実在せず、絵師がありそうな景色を想像で描いていると言う。制作する度に松や岩などを足したり引いたりして最高の情景を探す。目指すのは『手本となる作品を完成させて継承しやすくすること』。

田中さんのもとには、かつての自分のように弟子入りを志願する若者達がやってくる。『技術を途絶えさせてはならない』。この仕事を志した瞬間の思いを背負い、山頂に向かって登り続ける。


★<韓国文大統領支持率急落>高い水準で推移してきた韓国の文大統領の7月第3週の支持率が、前週から6.4ポイント下がって61.7%になった。文政権が14日に来年の最低賃金引上げを決めたことに、自営業者や保守層が反発した結果。

文政権が来年の最低賃金を10.9%増の時給835円に引き上げることを決めたことに対し、自営業者や保守層などが景気に悪影響が出るとして反発した。文大統領は2020年に最低賃金を時給1,000円にするとした公約を撤回するなど、経済政策を巡る混乱が続いている。

日本の最低賃金は、全国加重平均で848円。最高は東京都の958円、最低は鹿児島県などの737円だ。そして一人当たりGDPは、日本38,439ドルで25位、韓国は29,891ドルで29位になっている。面白いのは、この最低賃金、韓国は政府が決めるだなあということ。日本は政労使の3者協議会で各県ごとに決める。いわば自由裁量権、交渉権があるのだ。いくら大統領だと言っても現場の意見を無視して、このようなことをやれば経済にひずみがくることは必定。まあ、変な国の隣の国の出来事故、どうなろうと日本には関係ないことだけどもね。


★<開かずの愛宕踏切>広島駅のすぐ東側にある愛宕町に『愛宕の踏切』がある。この踏切には、山陽線、呉線、芸備線に加え、始発、終着の列車が車庫入れする路線が幅広く存在している。例えれば、1分開いていて、10分閉まっている『開かずの愛宕踏切』のあだ名があるのだ。が1昨日牛田山縦走に出かけ、自転車でここを通った。はてさて、踏切がずーっと開いている雰囲気。さもありなん、大豪雨で、芸備線、呉線、山陽本線(海田市以東)が全て不通なのだ。こんな風景、『開きっぱなしの愛宕踏切』はちょっと見られない現象である。近隣の人達にとっては福音であろう。


★<拝啓 広島カープ松田オーナー殿>今季、DAZNがプロ野球の中継に乗り込んだ。Jリーグ一括と、プロ野球、日本のファンを取り込む算段。ところがプロ野球は個々の球団との契約。巨人は断った。代わりに主催ゲームはほぼBSで中継する。一方カープも、広島県内に限りDAZNの視聴をシャットアウトする契約。

貧乏な時代、地元民放の支援を受けた恩返しだと。それはそれでいい。だが民放。カープがら中継権を獲得したなら、全試合中継せんかい!対巨人戦、金曜日の試合、全局で中継なし。そして日曜日も中継なし。なに、ラジオがあるだろう、と。何を今更、旧石器時代のラジオなんか拙宅にはありんせん。オーナーはテレビ局が大事なのか、ファンが大事なのか、そこんところはっきり理屈付けしてほしいな。来季からはDAZNの広島県内視聴カットの泥縄は外してほしい。しっかりファンの気持ちを斟酌してほしいねえ。

カープは、広島、日本だけが舞台のもの。サンフレは世界が舞台のもの。いずれは、サンフレが舞台を変えて、世界チャンピオンに挑戦する日が来る。その時、プロ野球とJリーグとの立場が逆転する日になる。既に小学生、中学生の生徒達、野球よりサッカーにいそしむ人口が多くなっている。


★<スズキ中国で苦戦>インドでは圧倒的なシェアを握る『スズキ』。ところが中国では大苦戦の報。国内外ともに小型車を得意とするスズキ。SUVなど大きな車の需要が高まっており、中国生産台数はピークより7割減っている。販売も大きく落ち込み、今後、提携先である重慶長安汽車との関係の見直しが焦点となる。

スズキは、中国合弁2社のうち1社について、株式46%を提携パートナーである江西昌河汽車に譲渡した。江西昌河との合弁解消はスズキの中国事業の不振を際立たせ、サプライヤーや販売店に先行きへの不安が広がっている。2017年度の中国生産台数は、過去最高の10年度と比べ7割少ない8万6千台。販売台数は3年連続で前年度を下回っており、中国政府が普及を促すEVをラインアップに持っていないのも逆風だ。

世界販売全体では、インドなどが好調で、17年度に322万台と過去最高を更新しており、中国の不調が際だつ。現在は重慶長安との合弁工場で、小型SUV『ピラータ』などを生産。17年には小型SUV『Sクロス』でデザインを中国仕様にしたモデルを高めて立て直そうともがいている。しかし、所得向上と共に、大型車を好む傾向を強める中国市場では効果が薄かった。トヨタやホンダは幅広い車種構成を生かし、市場シフトを生かしてきたが、品揃えの少ないスズキには逃げ場がない。


ただ、中国事業を立て直す手だてが全くないとは言えない。重慶長安を連携し、スズキブランドのEVを発売する選択肢は残っている。20年頃に発売する計画のようだ。スズキは12年に米国市場から撤退し、インドや日本に経営資源を集中させて成長してきた。が、重慶長安との関係も含めて、現地事業の見直しが急務と言える。

余談だが、スズキがアメリカから撤退した時、その傘下のディーラーの過半をスバルが抱きかかえた。スバルは、いすゞを合弁で共同で建設した工場を、いすゞの撤退で安く買いたたき、またスズキの販売網を手中にして、米国史上で大躍進したのだ。スバルにとっては千載一遇のチャンスだったんだねえ。これがなければ、やっぱりスバルはジャパンローカルのメーカーだったんだが。すごいことだ、企業の栄枯盛衰は。


★<公務員を辞退した御嶽海>御嶽海は東洋大在学中、15のタイトルを獲得。学生横綱とアマチュア横綱のタイトルも手にし、大相撲で幕下10枚目から始められる資格を得た。だが、当初角界入りの意志はなかった。学生出身で横綱になった力士は『輪島(日大)』だけ。安定志向だった御嶽海は、アマ相撲の強豪、和歌山県庁から内定をもらっていた。

プロ入りに傾く決めてとなったのは、現在の師匠『出羽海親方』の熱意だった。『部屋の再建に力を貸してほしい』。多くの横綱を輩出した名門部屋に当時、関取がいなかった。『自分に出来ることなら』と腹を決め、反対する両親を説得。和歌山県庁に内定辞退とお詫びを伝えた。

隠された御嶽海の誕生だ。あの面構えは並々ではないと見たが、強い精神力が御嶽海を優勝に導いたんだねえ。しっかり横綱の地位を取ってほしい御嶽海ではある。


★<森保日本代表監督ほぼ決定>森保監督は、選手としてもJリーグで実績を残し、東京五輪代表、そしてフル代表までの監督を託されることが関係者への取材で確認された。現役時代にプレーした広島で2012年から監督を務め、3度のJ1制覇に導いた経歴は国内でも群を抜く。ガンバ大阪であらゆるタイトルを総なめにしてきた西野監督と並び、田嶋会長は『日本では実績ナンバーワン』と太鼓判を押す。

選手時代には日本サッカー史で語り継がれる『ドーハの悲劇』を経験した。目前でW杯初出場を逃した失意の経験から、どんな過酷な状況からでも常に前向きにはい上がる気概を選手には求めて指導を続けて来た。選手との対話を重視しるスタンスも西野監督に通じる部分がある。

4月の西野監督の就任と共に日本代表コーチとしてチームの脇を固め、練習メニューの考案などで16強入りにも貢献した。関塚技術委員長が『このW杯での戦いをゼロにせず、ベースにした形で世界基準の高いところに進めるかが一番のポイント』と話す人物像にも合致する。

五輪代表とフル代表の兼任となれば、00年シドニー五輪、02年W杯日韓大会を率いたトルシエ監督以来の大きな挑戦となる。双肩に大きな期待と責任を背負っての船出となる。


★<長州産業、チョウザメ養殖に進出>山口県小野田市の太陽光機器メーカー『長州産業』が、『チョウザメ養殖』に乗り出した。もちろん『キャビア生産』のため。美祢市にある市営の養鱒場を年間50万円で借り、常時600~700匹を養殖する。最終的には『山口県産のキャビア』を生産するという意気込みだ。長州産業がチョウザメ養殖を始めたのは、2016年4月。下関市に試験飼育場を開設、県水産研究センターなどから技術指導を受けながら研究した。が、この試験場の設備では手狭なことが判明し、この度美祢市の施設を借り受けた。

美祢市も売り物である秋吉台の観光客も全盛期の4分の1にまで落ちている。そこへやってきた話は『ほかにはない、面白い地域活性化策になる』と。隣にある、名所別府弁天池の水を使う。長州産業は、実は創業者の岡本要さんが17年前亡くなるまで抱いていた構想。現役が元社長の意志を匹就いてチョウザメ養殖に乗り出した。動機が面白く、またチョウザメ養殖は今、全国で研究されているビジネスだ。長州産業、頑張ってね。


★<財務省前次官は告訴したか>テレビ局女性記者へのセクハラ疑惑で世間を騒がせ、麻生大臣は『あれはセクハラでなはい』とトンチンカンに擁護していた『福田前財務省次官』。ことの白黒は裁判で決着させると息巻いていたが、その続報が聞こえてこないなあ。まあ、常識的言えば、弁護士に相談したところで『やめておけ、恥の上塗りだ』と言われるのがオチだが。それにしても、世間に堂々と言い切ったのだから、止めたら止めたで、堂々とマイクの前にたつべきだぞえ、前次官殿。まあ福田次官の常識は、世間の非常識だから、どうしようもないがねえ。


★<カープ巨人に3連勝>全国のカープファンの方々、おめでとうございます。反対に巨人ファンの皆様、ご愁傷様でした。ゲーム差5となり、7連勝の勢いをそのままに首位対決で、その差を縮めるべく広島に乗り込まれた巨人ナインの方々も。なんせ、1、2戦を落とし、負けられない巨人。なんと4回までに6得点。こりゃカープ駄目だべ、と思ってあきらめの心境。2勝1敗は強く状態の良い今の巨人に対しては上出来の成果だと。

と、何やら4回にバティスタ大村に対しての初ヒットをソロで1点をい返した。続く5回には田中、丸、鈴木と大砲がさく裂し、6-6の同点に。こうなるとカープは押せ押せですわな。7回には丸2本目のツーランで8点目。驚きは、この試合カープのヒットは6本なのに、そのうち5本がホームラン。


これってすごいよねえ。その後、カープは、永川、アドゥア、フランスア、中崎と無失点リレーで繋ぎ、なんと今一番強いと思われる巨人に3連勝。その差を8までに延ばした。昨季の球宴後4.5から9ゲームに広げた足跡をなぞるように。まあ、レースは最後までわからないが、この3連戦、球場に足を運ばれたカープファンの方々、おめでとうございます。

やっぱ、先日書いたように、巨人のお坊ちゃん方はドームでの試合に慣れておられ、青空の暑さたぎる球場での試合は苦手と見えるねえ。マツスタは鬼門なのか、昨季から連続12試合黒星ざんす。本当に、ご愁傷様でした。読売新聞の記事を読むのが大変楽しみではあります。

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