今日の画像は、昨夜ウルグアイ戦で2得点挙げた『南野拓実』と、ケイトウが見ごろを迎え、赤、黄、ピンクの花が園内の斜面に色鮮やかなコントラストを描いている埼玉県滑川町の『国営武蔵丘陵森林公園』、土木女子『置田彩、伊集院かおりさん』そして私の足跡『チューリッヒ─自転車の風景』です。代表戦で3戦連続の得点、しかもダブル、素晴らしき南野ではあります。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★日焼けした顔に、サバサバとした語り口。作業服がよく似合う。ザ・土木女子の置田さん。現在は高速道路の施工管理の仕事をしている。人が好き、話すのが好き。まさに土木をやるために生まれてきたような彼女は、現場荷は配属されて間もない、ほやほやの新人・伊集院さんをとてもかわいがっている。
ただでさえ女性が少ない業界なのに、作業員も含め百数十人規模の現場に2人も女性技術者がいるのは、とても珍しいこと。取材中も、現場のことをあれこれと、嬉しそうに新人に教える姉御肌の置田さん。
『もっと「女子だから」って色々言われるかと思っていたけど、思っていたより居心地がいい』と言う伊集院さんに対しても、『男性ばかりの中に女性がいるなんて大変ですね、とよくいわれるが、そんなことはない。土木業界で働いている女性は相当な覚悟を決めて入ってきているので、厳しくされるくらいじゃないと、男性と差がついてしまった気がして焦る』と話す。
置田さんは、東日本大震災の後は、東北の全電力の1/8を担う火力発電所の復旧作業に携わった。直接『人の役に立てている』と感じることの出来る土木の仕事に、ますます惚れ込んだと言う。
『例えば落ちていたゴミを拾った時に、そんなところにゴミあったんや!とか言われる。きれいな現場は安全にも繋がるし、女性が出来ることはまだまだたくさんあるんじゃないかな』と言う伊集院さんの言葉に、『女子の力を発揮出来る仕事だよね』と相づちを打つ置田さん。このコンビが現場にどんな変化を起こして行くのか、楽しみだ。(安藤ハザマ 関東土木支店)
★<反米トルコ、ドイツと経済協力>トルコのエルドアン大統領が、先月末、ベルリンでドイツのメルケル首相と会談した。エルドアン大統領は、『経済分野でドイツとの協力がとても重要だ』と指摘。トランプ政権との関係が悪化し、通貨リラの急落で経済が苦境に陥る中、国際的な孤立を避けるためにもドイツとの関係正常化を進める。
エルドアン大統領のドイツ公式訪問は、2014年の大統領就任以来初めて。メルケル首相も『トルコの経済的な安定はドイツの利益』と応じ、冷え込んでいたトルコとの関係改善に前向きな姿勢を見せる。ただ、メルケル首相は『深刻な意見の相違がある』とも述べ、人権問題の改善などを条件にする考えをにじませた。
エルドアン大統領がドイツとの関係修復を急ぐ背景には、すでに解放したが、トルコが拘束していた米国人牧師の開放を巡るトランプ米大統領との対立がある。米国は追加関税などの対トルコ制裁に踏み切り、トルコ経済は通貨リラが年初から40%も急落する『トルコショック』に見舞われている。通貨安とインフレの悪循環に陥り、長期政権のよりどころだった経済も19年はマイナス成長がささやかれるまでに悪化した。
トルコにとって経済再建が不可欠だが、米国の影響が強いIMFへの支援要請は避けたい考えで、ドイツ、欧州との関係改善が不可欠になっていた。ドイツにとってむげに出来ないのは、『300万人を超えるシリア難民の受け入れでトルコが抜きんでた役割を果たしている』からだ。欧州には15年に数百万人規模でシリアなどから難民が押し寄せて大混乱に陥ったが、EUがその後トルコと協定を結び、流入にブレーキをかけたいきさつがある。経済危機でトルコが不安定になれば、防波堤が崩れかねない。
さらにドイツ国内には300万人のトルコ出身者が暮らし、エルドアン大統領の支持者が多い。ドイツ・トルコ関係の改善は、移民問題を巡って分断が進むドイツ社会の安定に繋がる面もある。ただ、EU加盟国でもないトルコをドイツが支援することは難しい。反トランプ連合のように受け止められれば、トランプから貿易問題で思わぬとばっちりを受けかねない危うさもある。が、世界的に『ちゃぶ台がえしのトランプ』に距離を置く国は増えている。米中間選挙の行方が注目される所以でもある。
今、為替を調べたら、1トルコリラ=18.97円だ。4年前、拙者がイスタンブールを訪れた時は、1リラ=50円だった。なんと62%もの下落である。今トルコを旅すると、円の強さが実感出来て、安い旅行が出来るなあ、とも感じる。不見識だろうかな。
★<チョウザメの完全養殖成功>塩漬けした卵がキャビアになる『チョウザメ』の養殖に、広島県内で唯一取り組む広島市湯来町の藤本一義さん(53)が、完全養殖に成功した。チョウザメを卵から育て、成魚が産卵した卵を再び孵化させる完全養殖は、国内では少なく、専門家の協力を得ず荷個人が独力で行うのは異例と言う。
産卵したのは、15年間育てる体長130cmの白チョウザメ。5月24日、おなかの張りや動きに異変を感じ、産卵の兆候と判断。ホルモン剤を注射して、26日に排卵を確認し、卵を取り出して人口授精した。6月2~4日に千匹の稚魚が生まれた。藤本さんは2000年頃、町内の水内川の最上流でチョウザメの養殖を始めた。ドイツやカナダから卵や稚魚を輸入し、食用や観賞用として育て、年数千匹を販売している。
完全養殖は藤本さんにとって、長年の夢だった。広島大の海野教授は『チョウザメの人口繁殖は技術的に難しく、珍しい。希少種が多く、取引規制もあるだけに、完全養殖の利点は大きい』と話す。
藤本さんは『産卵・孵化した稚魚の国内養殖業者への販売や、育て方の助言を目指す。各地の特産として定着させたい』と夢を膨らませる。
ソ連の乱獲や、灌漑政策の大失敗で、チョウザメの捕獲が難しく、まさに『キャビア』は黄金の卵。日本国内でも養殖の話を聞くが、完全養殖に成功したことで、まさに金のなる森を発見、発明したようなもんだねえ、藤本さんは。ここまでくるには苦労も多かったろうに。水内川ミノチガワ、この名前も懐かしい。
★<小売業支えるAI>日本の小売業は労働集約的産業で、人の経験や勘に頼るところが他の産業に比べて大きかった。AI技術の進化で、人の判断と同等以上の精度を確保出来るようになったのを睨み、AIに置き換えられる部分は委ねて、生産性を高める動きが出て来た。
ヨーカ堂はスーパーの160店でAIによる需要予測と自動発注を導入する。生鮮品を除く食品と肌着などの衣料品、日用雑貨など5万点以上を対象にAIが個別商品の売れ行きを予測し、最適な発注数量を提案する。NECや野村総研など4社のAIを使い、精度の比較検証を進める。各社のAIが精度を競うという次第。
ファミマはコンビニの新規出店の可否判断にAIを導入した。グーグルと組み、データ分析のスタートアップ企業『グルーヴノーツ』(福岡市)のAIサービスを使う。出店候補地の商圏内の年代別の所帯すうや人口、競合する小売りの出店状況などを踏まえて、出店した場合の売上高を予測する。
人手不足や人件費の上昇に直面する小売業では生産性の向上が課題だ。15年の日本の小売り・業界の労働生産性は、米国の3割の水準に止まる。人口減に加えネット通販との競合も激しくなり、採算に合う出店先も限られてきている。AIを活用して生産性を高めたり、売上高を伸ばしたりする取り組みは小売業でも広がると見られる。まあ、当然のことではあるが、頑張ってもらいたい小売業ではあるな。
★<引っ張りだこのIR誘致>『IR』=カジノを含む総合型リゾート施設は、自民・公明両党による実施法案の策定協議で、自民が、4、5ヵ所と提案したものの、ギャンブル依存症を懸念する公明の反対で3ヵ所で決着した。
近畿圏の大坂が豊富な人員と予算で有利にIR誘致を進めるなか、和歌山県は『何とか、ライバルより有利な計画で3位以内」に入りたい』と知事以下は意気込む。和歌山県がIRに拘る理由には人口減に苦しむ現状への強い危機感がある。
和歌山市中心部の『ぶらくり丁商店街』では、シャッターを閉じた店が軒を連ねる。『昔は人がいっぱいで、まっすぐ歩けなかった』。商店街で帽子店を営んできた和田真さん(45)は寂しげにこう呟く。かつて市中心部は、住友金属工業の事業縮小などで人口が減り、活気を失った。県の人口は昭和57年の109万人をピークに減少に転じ、今年は93万人にまで落ち込んだ。
県知事はIRを、衰退する経済基盤への打開策と位置づけ、県内の経済波及効果を年3千億円、雇用創出効果は2万人との試算を打ち出した。しかしIRで経済活性化を目指すのは、和歌山県だけではない。佐世保市の『ハウステンボス』も熱意を示す。オランダの風景を再現した赤煉瓦造りの街並みの奥に、穏やかな大村湾の水面が太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。
ハウステンボスは大村湾を泳ぐ魚を鑑賞しながら、ゲームを楽しむという世界初の海中カジノ構想を検討している。現在の施設で年300万人の来場者を誇るが、人口や経済基盤で大都市に劣る地方でIRを成功させることは難しい。独自色で集客力を高め、地域活性化を図る戦略だ。
若者の流出が止まらない長崎県は、和歌山県同様IRで雇用を創出し、若者の定住や県外からの流入を図って死活的な人口問題に歯止めをかけたい強い思いがある。地域の衰退を見てきた佐世保市の男性(65)は、『若い人はみんな長崎を出て行く』と嘆く。若者の働き口が少ない離島を多く抱える長崎県の人口は、昭和35年にピークを迎え、高度成長期でも流出は止まらず、42万人も減少した。
長崎県は『全国から人々を集める「現代の出島」がIRで実現出来る』と、新産業に県の未来を托す。ただ、その地方の期待とは裏腹に、専門家は『ほとんどのIR業者は大阪などの大都市に関心を持っている』と指摘する。北海道の釧路市や苫小牧市も地域活性化を目指してIR誘致に名乗りを上げるが、人口規模で勝る大都市に有利な誘致競争が進むことへの危機感は強い。
ハウステンボスの高田取締役は、『東京や大阪でなければ成功しないと言うことになれば、永久にIRを地方に作ることは出来ない』と断言する。
はてさて、誘致競争の裁定はどのように決まるか、一波乱も二波乱もありそうな雲行きではあるな。
★<五島産業汽船、従業員で再建>突如として看板を閉鎖し、経営破綻した五島列島の連絡船会社『五島産業汽船』の社長に、元関連会社従業員の『藤原圭介さん』が社長に就任し、再建を図ることになった。
弁護士によると、自力再建を模索していた中、県内の有志から『1日も早く航路再開をするため、自分達がお金を出すから従業員でやってみないか』と持ちかけられ、今回の再建への道を開くことになった。
破綻の原因は、佐世保~有川航路において、旧会社では大幅赤字を出していたことから、新会社は当面長崎~鯛ノ浦路線だけを引き継ぐ。
藤原さんが引き受けた経緯は、これだけの重圧の中で引き受けることは大変だとした上で、藤原さんが候補に挙がり『出来ない』と言う人もいる中で藤原さんが『私がやろう』と手を挙げたと。五島の不便を解消するため、是非再建をして欲しいなあ、『五島産業汽船』には。
★<CSファイナルの行方>今日から、CSファイナル。セ・リーグはカープと巨人。カープは昨年DeNAに負けて、日本シリーズに出れなかった。敗因は、緒方の采配に尽きる。短期決戦の戦術が、ラミレスより劣っていて、投手交代を含め、機敏な采配が出来なかった。まあ、今回はその反省も織り込んで、陣頭指揮を執るだろう。
今年のCSファーストを見ていると、ホームランを打った方が勝っている。ヒットを重ねて、と言うよりホームランだ。ソフトバンクの太っちょの4番なぞ、そうだ。が、投手も悪いよねえ。高めの吊玉のつもりで投げたのだろうが、力がないから合わされたらホームランだ。坂本のホームランは、技ありのバッティングだったがねえ。低めの打った瞬間はボール球。それをきちっと合わせて、ライナーでスタンドへぶち込むのだから。第1戦の投手は大瀬良。まあ、ホームランだけは気をつけて投げて欲しいね。
一昨日、カープはマツダスタジアムで練習。心配されたのは、9月に入って調子を落とした丸と鈴木。丸はフォーム修正に時間を割いた。優勝決定後の8試合で、28打数1安打、.036、2打点と絶不調。『内容も悪い。試合の間が空いてくれて良かった』とホンネを漏らす。15日のフリー打撃では打ち損じを悔しがる場面もあったが、『状態をどうこうと言っていられない。結果が全て』と腹をくくる。丸には日本シリーズ終了後のFA宣言にも注目が集まっており、このシリーズ、どう活躍するかが見物だ。
鈴木はこの日、全体練習後に球場入り。昨夏、骨折した右足首の経過観察を病院でしたと見られる。フリー打撃では92スイング中14本の柵越えを放った。13、14日のシート打撃には計11打数1安打で8三振だったが、『振りには行けている。集中力が高まれば変わってくる』と強気を貫く。
昨年はCSファイナルで敗れた。丸は『1勝の重みがあるが、変に意識してもダメ』と強調。鈴木は『雰囲気に早く慣れたい。飲まれたら負け』と自然体でぶつかる。
まあ、両者とも頑張って欲しいねえ。折角の日本一獲得のチャンスだからお客様、巨人様をギャフンと言わせてほしいなあ。
★<積水ハウス騙した『地面師』逮捕>大手住宅メーカー『積水ハウス』が、東京・五反田の土地取引を巡って55億円を騙し取られた事件で、警視庁は偽造有印私文書行使や電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いで60代の会社役員ら男女10人について逮捕し、事情聴取を始めた。
捜査関係者によると、男らは昨年6月、東京都品川区西五反田の旅館跡地・2千屬僚衢者を装って、土地の所有権を登記しようとした疑いが持たれている。
積水ハウスは所有者になりすました男女らに跡地の購入を持ちかけられ、土地代金として63億円を支払った。しかし、法務局での所有権移転手続き中に印鑑証明などの偽造が発覚。登記はなされず、積水ハウスは土地を取得出来なかった。購入代金のうち55億5千万円が特別損失として計上されており、昨年9月に詐欺容疑で告訴していたい。
積水ハウスでは、詐欺に気づく機会がありながら、取引が進められたとし、和田社長が辞任した。希にみる大手企業を相手にした詐欺集団。頭のよいボスがいたんだねえ。それにしても情けないのは積水ハウス。不動産取引のイロハのイの字も行えていないんだから。
★<しっかし、ズサンだった積水ハウス>と、積水ハウスがだまされた地面師事件では、同社のずさんな対応が目立ったとの報道。仮登記後に本物の所有者から再三、『提出された書類は全て偽造』などと指摘があったのに無視していたそうだ。
同社東京マンション事業部が問題の土地の売却情報を入手したのは昨年3月。4月に契約を締結し、手付金約14億円を支払い、仮登記を行った。
5月、これを知った本物の所有者が『登記済証は自分が持っており、提出された書類は全て偽造』などとする内容証明を複数回、積水ハウスに送っていた。本来は調査すべきところ、同社は『取引妨害の嫌がらせ』として無視。『登記を完全履行することによって沈静化する』と考え、6月に残金約49億円を支払った。
事件発覚後、同社は『地面師側の犯行が狡猾、大胆で、リスク管理部門までも現場の先入観に左右された』とのコメントを発表した。担当者らが地主を名乗る女らと接触した際も、後に偽造品と判明したパスポートなどで本人確認をしただけだったとし、『過度に信頼し、調査が不十分な状況で契約を進めた』と説明した。
発覚後の対応もお粗末だった。責任をめぐり、当時社長だった阿部俊則氏と会長だった和田勇氏が対立。今年1月の取締役会で互いに解任動議を提示し、和田氏が辞任するなど、社内の混乱を招いた。
なんともお粗末な、積水ハウスさんの一幕ではござんした。かっこ悪、大阪の企業、だな。
★<森保ジャパン3連勝の快挙>新生サッカー『森保ジャパン』。昨夜は世界5位のウルグアイと対戦。乱打戦ながら4-3で白星を挙げた。南野が3戦連続の得点で、勝利を引き寄せた。大迫、そして20歳の堂安がこれに続くという威勢。南野のシュートは、ためを作り、蹴り急ぎしない逞しさには驚いたねえ。拙者は中島翔哉が好きだ。あのプレーさばきは、今までの日本人選手の中で秀でていると思う。森保ジャパンの特徴は、前線の選手たちがきちっと正確で余裕を持った仕事をするところにある。まあウルグアイはアウエーでもあり、前戦韓国とでも負けているので、あまり自慢にはならないが。それでもスタート3戦白星は出来すぎの森保ジャパンではある。