Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『「カープの星飛雄馬「鈴木誠也伝説⑲」 「CSで5打数0ヒットの貴重な経験」』

$
0
0
























今日の画像は、大阪万博が開かれる『夢洲ユメシマ』と『鈴木誠也』。高校時代の誠也がまぶしいです。そして宮島弥山『駒ケ林頂上からの多宝塔ルート下山道』です。野趣たっぷりの下山道で、トリッキーな所も何カ所か。参道の石段を下りるのよりよほど面白いルートです。が、下山中、人一人とも出会いませんでした。道に迷うことはありません。山頂の一枚岩、望遠でとらえた山頂からの弥山山頂などです。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★2014年のCS、ファーストステージ、対阪神戦。前季と同じように、甲子園を真っ赤に染めた第1戦は、1-0で阪神が辛勝した。そして第2戦は、息詰まるような投手戦になった。大瀬良大地が7回までを無失点に抑え、中崎翔太も好投した。この試合でファンをヤキモキさせたのは、『7番 ライト』でスタメン起用された誠也だった。もう後がないのに・・・・。しかし今から考えると、この采配は野村のカープへの置きみやげだったのかも知れない。

この試合の誠也の打撃成績は、5打数0安打。意気に感じすぎた誠也は、チャンスでことごとく凡退した。この試合は、0-0で引き分けたが、規定により阪神がファイナルに進んだ。なぜ誠也に代打を出さなかったか。

しかしカープの未来を見据えた時、あれほど以上の采配はなかったのではないか。あの時の野村の親心は、誠也の心の中に、まるでインクが染み込むようにしっかりと届くことになった。野村は自署で次のように書いている。

『あの場面で、僕は誠也をそのまま打たせたことについて後悔していない。苦しいかも知れないが、誠也にとっては最高の経験だったと思う。いつしか誠也が押しも押されもしないレギュラーに成った時、僕は「あの打席があったから・・・」という発言を聞いてみたい。悔しさをバネにして、誠也が汗水流してバットを振り続けてくれたら、僕はそれで十分だ』。


11月7~16日。台湾で『第1回U21野球ワールドカップ』が開催された。カープからは戸田隆矢と鈴木誠也が選出された。誠也は、日本代表の『3番 ライト』で先発出場。初戦のオーストラリア戦では4打数3安打1四球。その後も日本代表の中心打者としてチームを引っ張った。その結果、誠也はこの大会で『高打率 4割2分3厘』をマークし、世界の並み居る若い打者達を抑えて首位打者を獲得し、大会のベストナインに選ばれた。

その時、インタビューで洩らした言葉がある。『満塁で打席に入る度に、あのCSでの阪神戦のことが頭をよぎった。ああいう場面で打てる打者にならないと・・・・』。さらに『ワールドカップに出られたのは嬉しいことだが、カープの秋のキャンプに参加出来なかったのが気がかりで・・・・』。誠也はすっかり、チームのことを思う『カープの誠也』になっていた。(参考: 迫勝則著『4番 鈴木誠也 進化論』)


★松田耕平追想 『松田耕平オーナーのこと―武井康年』
カープの立派なるリーグ3連覇。巨人以外成し遂げていないこの記録を一番喜んでおられるのは、天上の『松田耕平前オーナー』ではなかろうか。各界から寄せられたオーナー追想の記から、故人の在りし日を偲びたい。


私が弁護士になって数年たった時、カープの新外国人選手との契約のため松田元・現社長と共にアメリカへの出張を命ぜられたのが、オーナーからの弁護士として私に対する最初のリクエストであった。弁護士としても駆け出しで、さしたる経験も積んでいない。ましてや海外での仕事など経験もしていない私が、どれほど役に立つのであろうかと、疑問に思いつつロスアンゼルスの契約に出かけた。

ロスでは、英語の堪能な現社長が一人で相手方エージェントと渡り合うのを、その英語にだけの会話に必死についていこうとだけ考え、ただ現社長の横に座り続けていた。後年、この時のことをオーナーに話す機会に恵まれた際、『将来的におまえらが中心になってことを動かすようになるんよ、先行投資じゃ』と言われた。その後、多数回にわたり、同じような仕事で渡米する機会に恵まれ、徐々にではあるが、多少現社長のアシストが出来るかなと思えるようになった。

先年、読売巨人軍の渡辺オーナーが『1リーグ構想』なるものをぶち上げたことがあった。オーナーは、まだ30代であった私に『この件で○○氏に会ってこい、カープの顧問弁護士が話しを聞きに行くと言ってある。カープを代表し、堂々と話を聞いて来い』と言われた。どういう話が読売本社になされていたのか知るよしもないが、読売本社では、渡辺恒雄社長の部屋に通され、1時間余りもあの『ナベツネさん』と2人で話す機会に恵まれた。


この後、色々と著名な人と話す機会に恵まれたが、おくせずものが言えるようになったと思う。アメリカの著名なローファームのパートナー弁護士、東京の大事務所弁護士と、一緒に仕事をさせてもらう機会も与えてもらった。余分な費用を使ってでも、私に経験を積ませてやろうという親心だったと思う。

ドミニカにカープアカデミーを創設するという構想のもとで、ドミニカに土地の調達、土木建築工事の発注のため出張したことがある。発展途上国と思っていたドミニカに日本の公図より精度の高い土地図のあることを知り、それと同時にこの地図や登記簿謄本を申請しても、賄賂がなければべらぼうに長い時間を要する実態も知った。暑い中、なにもない草原を何カ所か歩いた。何年か後、なにもなかった草原に、忽然と姿を現した素晴らしい野球フィールドや宿舎を見て、何かを作り上げるプロジェクトに法律家として参加したことの感動を味うことが出来た。

オーナーは私に対し、ただの一度も『わしの役に立つ弁護士になれ』とは言われなかった。のみならず、どんな弁護士になれとも言われなかった。心のうちで『経験は積ませてやる。そのための費用も出してやろう。自分の能力で精いっぱいの弁護士になれ』と言われていたものと思う。

彼岸でまたオーナーと出会う時、『精いっぱいはその程度じゃったか』と苦笑いされないよう、弁護士を終わる時まで精いっぱいを続けようと思う。ありがとうございました、オーナー。(武井康年 弁護士(当時))


★<思い違いの失敗転職>自分の実力を勘違いして大手企業から独立。転落した元エリートたち
だれもがうらやむような大手企業に勤める人が、さらなるステップを求めて独立したり、フリーランスに転向する例は枚挙にいとまがない。もちろん、成功できれば言うことはないが、大手企業で自分の実力を『勘違い』してしまった結果、大きく年収を落としてしまうこともある。それどころか、やりたかった仕事さえもできなくなってしまうケースも……。

◇勢いで会社を辞めた結果、年収が大幅ダウンした人たち 
青いストライプのスーツ姿にサテン地の赤ネクタイという『エリートビジネスマンスタイル』で現れたのは、元超大手商社社員で、現在は主に中国・東南アジアエリアから『雑貨』などの輸入・卸し業を営む末次さん(仮名・30代後半)。ツーブロックのヘアスタイルにべっ甲ぶちのメガネという出で立ちからは『儲かっている』雰囲気がプンプン漂っているが……。

『はっきり言って後悔しかしていません。20代後半で約1100万円あった年収は、今では600万。取引先の接待などの”経費”、わずかにいる従業員との食事にかかる“福利厚生費”に関してはほとんどポケットマネーで支払っているので、感覚的には年収400万を下回っています。品川の高級賃貸タワマンはすでに引き払い、今では五反田のワンルームマンション住まいです』。その派手な見た目とは裏腹に、か細い声でこう話す末次さん。果たして彼に何があったのか。


◇大手商社から独立後、“肩書き”の壁に…
同じく商社勤務だった父親の仕事の都合で、小中学生時代を南米で過ごした後、帰国後は早稲田系列の高校に進学。一橋大学を卒業後、大手商社に就職した。英語と日本語はもちろんのこと、スペイン語も自在に操るトリリンガル。新卒時点で、商社のほかに超大手運輸系企業、超大手保険会社の内定も得ていたというから、誰もがうらやむ『エリート街道』を突き進み、今頃は『勝ち組』」人生を謳歌しているはずだった。だが……。

『はっきり言ってナメてましたね。三か国語喋れる帰国子女、となればどこでもちやほやしてくれました。勉強も昔から嫌いではなかったし、就職活動も余裕、外国人とのコミュニケーションに慣れているので、日本人は“ちょろい”と思っていました。就職後も、グイグイ行動する私のことを、みんなが評価してくれた。地位も年収も上がり、勘違いしてしまったんです』。スペイン語が堪能であったことから、念願の南米エリア担当に抜擢されるといよいよその頭角を現し、コーヒー豆に布織物、フルーツの輸入など大型契約案件を次々と成立させた。南米の支社へ異動する話も持ち上がり、『もっとバリバリ働きたい』と考えていた矢先、会社から通告されたのは、九州地方の小さな支社への転勤という、末次さんが全く望まない命令だった。

『やることはやってきたし、適材適所で私の願望は受け入れられると信じ切っていました。ですが、大企業の理屈には敵いません。九州に赴任はしましたが、やる気が出なくなり、会社ともめて数か月後には退社。もう実力でやるしかない、実力でなら勝負できる、そう踏んで独立したのです』。貯金の2000万を原資に、さっそく南米エリアの旧知の企業に営業をかけた末次さんだったが、法人設立半年後には資金繰りがショート。事業を手伝ってもらっていた高校時代の同級生には月に10万円支払うことすらままならなくなり、自家用車、株券などを売り払うものの、すでに自転車操業状態に陥っていた。


『かつて取引のあった南米の企業が未払いを連発したのです。今までは“大手商社”の肩書があったから、あっちもしっかり対応してくれていましたが、私個人となるとすっかり手のひらを返したかのようになってしまい……。以前は菓子折りを持って頭を下げてきた日本国内の企業でさえ、私個人とは全く仕事をしてくれない。私自身、仕事ができないとは思っていませんが、そうした日本的な価値観や、ビジネス上の上下関係という理屈にあぐらをかいて仕事をしていた自分、という現実を見せつけられました』。

◇必要以上に燃えてしまい、現状が見えなくなっていた…
かつて大手新聞社記者として活躍したものの、現在は東北地方の小さな新聞社で働く長谷川さん(40代)も『勘違い』をしてしまった一人。

『俺は正義、真実を暴ける人間、なんて思ってましたね』。大手新聞社在籍時は、関西本社や東京本社で府政都政、警察や司法を担当。部署違いの経済ネタをすっぱ抜いたこともある。そんな長谷川さんのターニングポイントとなったのは『3.11』の東日本大震災だった。

『国や自治体が、様々なことを隠蔽しているのではないか。当時はそんな空気感がありました。東北地方の自治体が不都合な事実を隠蔽しているという読者からの“タレコミ”をもとに取材をして記事を出そうとしたところ、上司から「待った」がかかりました。マスコミが腐っていては、この国はよくならない。真実を書く、伝えるにはフリーでやるしかないと、鼻息荒く会社と大喧嘩して辞めることになったのですが……』。長谷川さんは退社後、フリー記者となったが、程なくしてかつての同僚から入った連絡に耳を疑った。


『タレコミをしてきた読者が、実は私をハメようとしていたらしいのです。振り返ってみると、正義感が先走り、物事を冷静に見ることができなくなっていたのでしょう』。こうしていっきに自信を無くした長谷川さん。さらに追い打ちをかけたのが、かつて懇意だった政治家や役人、ジャーナリストまでが誰も相手にしてくれない、という現実。これまではタレコミを含む様々な情報が半ば自動的に長谷川さんにもたらされていたが、こちらからいくら頼み込んでも、情報を流してくれる人がほとんどいなくなってしまったのである。

『みんなが私を信頼して話してくれる、告発してくれているものだと勘違いしていました。それは私が大手紙の記者だったからそうだっただけで……。会社員(記者)時代には軽い気持ちで行っていた出張も、わずか数万円の取材費が気になって行くに行けない。小さなニュースでは誰も注目してくれず、大きなニュースを書こうと取材しようにも、もはや誰も相手にしてくれない。フリー記者がこんなにも大変だったとは打ちひしがれるばかりでした』。

◇『大手にいた頃は良かった』と嘆く日々
フリー記者として3年が経過した頃には借金が300万円を超え、ちょうど中学に上がるタイミングだった子どものこともあり、地元・東北の小さな新聞社に再就職。妻と子どもは『そんなところにはいきたくない』と東京に残り、長谷川さん一人、実家から新聞社に通勤する『単身赴任』生活だ。『大手紙記者時代の年収は約1000万。家賃補助、家族補助、通勤補助など生活に不安はありませんでした。現在の年収は400万ピッタリくらい。そのうち300万円以上を妻子に仕送りし、「実家にいるのなら」と兄弟に言われて、年老いた父母の介護もしなければならない。あのまま勤めていれば、家族で幸せに暮らせて、父と母を立派な老人ホームに入れてあげられたかもしれない。全ては後の祭りですね』。

正義感や使命感を持つことに越したことはない。しかしそれが必要以上に『燃えて』しまうと、自分の置かれている現状や世の中が見えにくくなってしまい、結果的には自分の首を絞めてしまうことになる。『是々非々』の世の中を生き抜くことがいかに難しいか、二人の生きざまが物語っているかのようだった。(参考:SPA)


★<立憲民主・枝野代表、安倍首相の母校・成蹊大で講演>立憲民主党の枝野幸男代表は25日、安倍晋三首相の母校である成蹊大で講演し、インターネットでも生中継された。枝野さんの大学学園祭での講演は今年4回目で、来年の統一地方選や参院選を見据えて若年層に支持を広げる狙いがありそうだ。

枝野さんは冒頭、『成蹊大は私の頭の上がらない立派な卒業生を出している』と切り出した。首相を意識にした挑発的な発言と受け止められたが、『妻が成蹊大の卒業生だ』と明かすと、会場から笑いが起こった。枝野さんは『日本を代表する輸出企業が過去最高の利益を出しても国内に行き渡らない』などとアベノミクスを批判し、『介護士と保育士の給与引き上げが最優先の景気対策だ』との持論を展開した。

講演は当初、報道陣にも公開される予定だったが、大学側の要請で取材許可が取り消された。


★<キャッシュレス還元『反対62%』>読売新聞社が実施した全国世論調査で、来年10月の消費税率引き上げに伴うキャッシュレス決済のポイント還元制度に『反対』は62%に上り、『賛成』の29%を上回った。阿倍政権寄りの読売の調査でさえこの体たらくである。

当たり前田の為五郎だな。こんな愚策、誰が進言したのか。東大出の内閣府のバカどもだろうが。まず、ポイントが死に金になることが第一だ。ポイントを付けるカード会社は政府からポイント代金をもらうだろうが、カードに付加されたポイントが全部使われるとは限らないからだ。カード会社によっては指定店・チェーン店以外にはポイントが使えないことが多い。増税を図るのに、計算してみたら『減税になる』なんて愚策、誰が支持するか。頭だけで考えても世の中では通用しない。

それよっか、政府の財政健全化に取り組む姿勢を示せ。赤字垂れ流し、公務員は高級で安穏と。自治体は赤字だったら、職員の給与を下げるしかない。国家公務員法も改正の必要があると思う。戦後70年を経て、国家は大赤字なのに、国家公務員だけ安穏とされるのは納税者として納得できない、な。


★<北方4島返還は消えた、か>安倍首相がロシアとの北方領土交渉を巡り『4島』という表現を戦略的に封印しようとしている。4島返還を急ぐのではなく、まずは歯舞群島と色丹島の確実な返還を目指す狙いと見られる。歩み寄りのメッセージにロシアのプーチン大統領も呼応。首脳同士のあうんの呼吸が日ロ交渉の推進力となっている。

微妙に発言が変化。シンガポールで開いた14日の日ロ首脳会談で、歯舞・色丹の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉の推進が決まった。予兆はあった。

『首相が最近「4島」という表現を全く使わなくなった』。今年夏頃外交関係者の間では首相発言が微妙に変わってきたとささやかれていた。そもそもロシアにとって現在、実行支配する北方領土を日本に引き渡す動機はない。まして4島全てを返還することは選択肢にない。首相周辺が着目したのは、プーチン首相が就任以来、2島の引き渡しを盛り込んだ日ソ共同宣言が平和条約締結交渉の前提だと一貫して主張して来たことだった。そこで首相側近らは4島の扱いを前面に出す従来のやり方を変え、16年の長門会談で『新しいアプローチ』を提案。以降、会談を重ねて感触を探ってきた。


『年内に前提条件なしで平和条約を結ぶべきだ』。突然にも思えた9月のウラジオストクでのプーチンさんの発言は首相官邸とのあうんの呼吸の中で飛び出した発言と言える。14日の日ロ首脳会談後、政府要人の発言はさらに変化した。首相は16日の内外記者会見で日本政府の立場を問われ『領土問題を解決し、平和条約を締結するというのが日本の一貫した立場だ』と述べた。これまでなら、『北方4島の帰属の問題を・・・・』と答えていた箇所だ。菅官房長官も同様の答え方をしており、追加の質問を受けてようやく従来の表現に戻した。

首相が描くシナリオはこうだ。来年1月にロシアで開く日ロ首脳会談で平和条約締結に向けた具体的な交渉に入り、6月に日本で開くG20首脳会談に合わせた会談で、平和条約と北方領土問題に関する大枠合意にこぎ着ける。そうすれば直後の参院選にも間に合う。

最悪なのは条約締結だけが先行して領土問題が棚上げされることだ。国民の期待が高まる中、2島どころか1島も戻って来ない場合、政権には大きな痛手となる。首相は周辺に『もともとロシア有利の交渉。私が先にあきらめたら何も動かない』と話す。30日からアルゼンチンで開くG20首脳会議に合わせ、再びプーチン大統領と向き合う。

拙者としては、早く平和条約を締結し、ロシアにビザなし渡航が出来るようにしてもらいたいのだ。あのエルタミージュを堪能出来る滞在をサンクト・ペテルブルグでしたいのだ。


★<FA失敗の原因、生え抜きより高い年俸や“裏切り者扱い>プロ野球ファンにも複雑な感情をもたらすのが『FA移籍』。その成功が容易でないことは歴史が証明している。何が選手を苦しめるのか。鳴り物入りで移籍するも、その後まったく活躍できない選手の名前を連想する方もいるだろう。

優勝できるチームに行きたい、幼い頃からの憧れのチームでプレーしたい、高額年俸を稼ぎたい……実績を残したプロ野球選手なら抱いて当たり前の思いがFA移籍の背景にあるが、『夢』ばかりでは片付けられないシビアな現実もある。『なんといっても周囲からは「カネ」が動機と見られがちになるのが苦労の源です。複数年にわたる高額年俸が、選手に様々なかたちでプレッシャーとなって襲いかかる』(元デイリースポーツ編集局長・平井隆司氏)。

ちょっとでも数字が落ちると、移籍先のファンから“高いカネを払ったんだからしっかり働け”と野次られ、古巣の本拠地での試合では“カネ目当てで出ていった奴”と敵視される。2001年に中日から巨人へFA移籍した前田幸長氏はこう語る。『ナゴヤドームでは中日ファンから“裏切り者!”と野次が飛んできましたよ。ずっと、“裏切ったわけじゃないのに……”と思いながら投げていました。ナーバスな選手はプレーに集中できなくなり、“もし残留していれば……”などと考え出すと迷いで本来の力が出せなくなる。FA移籍後にそんな悪循環に陥る選手を何人も見てきました』。前田さんは巨人に移籍後も中継ぎとして安定した成績を残したが、『深く考えないタイプだから、なんとかなった(笑い)』と話した。


さらに“カネ絡み”では、球団や周りのチームメイトからも厳しい視線が向けられる。移籍後にキャリアハイの成績を収めた数少ない選手の1人が、2002年オフにFA宣言して広島から阪神に移った金本知憲氏だが、獲得当時の阪神球団社長・野崎勝義氏は『FAが失敗するときはお金が原因』と断言する。『金本君の場合、移籍1年目から3番に定着して数字を残して18年ぶりのリーグ優勝に貢献したから、うまくいったんです。金本君のように高い年俸に見合った活躍ができないと、他の選手から不平不満が出てきて、チームが回らなくなる』。

マネーゲームが繰り広げられるFA移籍選手の年俸は、どうしても生え抜き選手より割高になる。それが本人を悩ませる“雑音”につながっていくというのである。今年のFA組も、そうした悩みとは無縁ではいられない。巨人の監督経験者でもある野球評論家の堀内恒夫氏は、巨人が『5年35億円の条件で丸獲得に動いている』という報道を受け、自身のブログ(11月17日付)でこう評している。〈単純計算して『年俸7億円』/かたやチームのエースである今年の菅野の年俸は推定4.5億円と言われているけれど/丸くんが7億円なら来季の菅野は8億円にしてもらわないと〉・・・・。(参考:週間ポスト)


★<トランプ、GMの大リストラに不満>米自動車大手ゼネラル・モーターズは、米国とカナダの計5工場の生産を停止する計画を発表した。大規模なリストラで2020年末までに60億ドル(約6800億円)を捻出し、電気自動車(EV)や自動運転車の開発に経営資源を振り向ける。米メディアによると、北米全体で1万4千人規模が一時解雇される見通しだ。

メアリー・バーラCEOは『企業の長期的な成功のために、市場の変化に対応する』と説明した。これに対しトラン
プ米大統領は、GMの判断に強い不満を示した。

まあ、何事もトランプ君の言いなりにならないという事例だねえ。2年後の席はもう風前の灯火だよ。2年後には、アメリカ政府の財政は大赤字もぶれだ。それもトランプの行った、なりふりかまわない、財源を伴わない大幅な減税が原因なのだ。知性も教養もみられない、西部開拓史時代のような大統領を選ぶアメリカ国民の知性も疑うねえ。今は宇宙を飛ぶ21世紀なのになあ。

GMは26日、全世界で15%の人員を削減すると発表した。北米で計5つの工場への新規投資を休止するほか、北米以外でも2工場を閉鎖し、従来のガソリン車の開発や生産の人員を削減する。北米の大型車人気で足元の業績が好調なうちにコスト削減を進め、電動化や自動運転など新たな領域での競争に備える狙いだ。


GMは10月末には北米で約1万8000人を対象に早期退職の募集を始めていた。今回の発表ではカナダのトロント近郊にあるオシャワ工場など北米の3つの組み立て工場と、米国内にある2つの部品工場で19年に新規の生産車種の割り当てを休止することを明らかにした。工場の稼働をいつ止めるかについては明らかにしていない。
北米以外の地域では、既に表明済みの韓国・群山工場の閉鎖に加え、19年末までに2つの工場の操業を中止する方針も明らかにした。開発に費用がかかるプラットホームを絞り込むなど業務プロセスを合理化することで、管理職については世界で25%を削減するとしている。
GMは一連のリストラに伴って30億~38億ドル(3400億~4300億円)の費用を計上する見込み。大部分は18年10~12月期と19年1~3月期に発生するとしている。コスト削減や投資の抑制によって、純現金収支は20年末までに年間60億ドル改善すると見込んでいる。

保護貿易に守られた産業は体質が弱体化する。米自動車会社もその例にもらないだろうなあ。来世紀にはアメリカの自動車会社は姿を消しているのだろうなあ。代わって登場するのは、中国の自動車メーカーだろう。自動車は付加価値の高い商品。これで米中の経済力が逆転するのだなあ。アメリカが中国に輸出しようとしても、とてもコストが高くて採算が合わない時代になるのだ。トランプには見えないだろうが、拙者には見える、22世紀の世界経済模様が。


★<宮崎・高千穂一家6人斬殺事件 次男夫婦で不倫トラブルか>九州山地の中央部、宮崎県高千穂町ある
民家で、この家に住む飯干保生さん(72)の家族ら6人の遺体が見つかった。パワースポットと注目される高千穂の山間の集落に親子3世代で暮す飯干さん一家に起こった凶行に地元の人は驚くばかりだ。

『急に無線で「刃物を持った犯人が事件を起こした、戸締り、カギをかけて」と放送されて、いったい何があったのかと思った。それが、殺人事件だとわかり、ただ驚くばかり』と付近の住民は話す。

事件現場から見つかった遺体は、飯干さんと妻の実穂子さん(66)、次男の昌大さん(42)の妻の美紀子さん(41)、昌大さんの長男の拓海さん(21)、長女の唯(ゆい)さん(7)と発表した。もう一人の男性の遺体は昌大さんの知人とされる。いずれも、ナタのような鋭利な刃物で刺されて亡くなったとみられ、『現場は遺体が折り重なり、血の海という状況。見るも無残な状況です』(捜査関係者)。

だが、そこに姿がなかったのが、同居する飯干さんの次男、昌大さんだ。宮崎県警の捜査の中、自宅から15分の場所にある高千穂市の中心部で昌大さんの車が見つかり、近くの橋の下から男性の遺体が発見された。『状況から、昌大さんが橋から飛び降りたと思われる』(前出の捜査関係者)。


近所の人はこう話す。『飯干さん宅は長く林業、農業で生計を立てていた。地元ではよくある農家。いつも、飯干さんは農家の仕事に出かけ、温かいごく普通の家庭です』(近所の人)。だが数ヶ月前から、一家ではトラブルが起こっていたという。飯干家と付き合いのある住民はこう言う。『昌大さんはおとなしい人物で外に仕事にいっていたようだが、いずれも長続きしなかった。昌大さんと妻の美紀子さんが不倫など夫婦関係でもめてもおり、近所に住む昌大さんの知人男性がここ数カ月間、仲裁していたらしい。それでトラブルになったのではないか。昌大さんが6人を殺し、飛び降り自殺した可能性が強い』。

小さな子供まで巻き添えにするとは、なんたる男だろうか。鬼の目にも涙という言葉があるが、この男には、鬼の目に炎の火、だなあ。無惨なり、だ。

なお、凶器は『ナタ』との情報がある。無惨なり、一家殺人事件だなあ。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles