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『「カープの星飛雄馬「鈴木誠也伝説㉒」 「2015年、秀でた出塁率、得点圏打率」』

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今日の画像は、改修が改修され帝国ホテルが営業を開始する国登録有形文化財の『京都弥栄会館』と『鈴木誠也』。そして私の住まいの前の公園で元気に遊ぶ『幼稚園児たち』です。弥生会館では、舞子さんの踊りなどが見られる施設があり、私はかみさんと一緒に観覧した記憶があります。とてもあでやかでした。この公園で元気に、天真爛漫に走り回る子供達が将来の日本を背負ってくれるんだねえ。感動ものだ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★誠也の打撃の状態は、交流戦を機に上向いてきた。交流戦明け。2カード目に入った6月23日。長野での阪神との対戦だった。この試合で緒方監督は、誠也を『3番 ライトl』でスタメン起用した。もちろんプロ初めてのクリーンアップでのスタメンである。

誠也は、この打順について誠也はこう語っている。『全く意識することはなかった。だって僕は、試合に出られるかどうかという選手だから、打順よりも試合に出られることの方が嬉しかった』。実際にこの試合は4試合ぶりの出場だった。そのためかやはり全身に力が入り、結果は出せなかった。彼はこの体験も、自分の成長の肥やしにしていく。

62勝62敗3分。緒方カープは、2015年9月17日時点でセ・リーグ4位。首位に3.5ゲーム差まで迫っていた。もちろん希望は十分にあった。カープはあくまでリーグ優勝、そして最低でもCS進出に向け、このシーズンのラストスパートに入った。しかし、その後カープはまるでジェットコースターに乗ったように、下りと上りを繰り返すようになった。連敗してはため息をつき、連勝しては歓喜した。


その要因は、若い選手に『ここ一番』と言うところで、得体の知れないプレッシャーをはねのけるような力が備わっていなかったからではないかと思う。特に、このシーズンからチームを引っ張って行くと思われていた菊池と丸の不振は、チームの成績に大きく影響した。

10月7日、中日との最終戦。それでもこの試合にカープが勝てば、3年連続でCS進出が決まる。マツダスタジアムは、劇的なフィナーレを見ようと3万人を超える観客で膨れあがった。しかし野球野神様は、カープに微笑むことをためらった。8回にカープは3点を失い、0-3で敗れた。カープはシーズン前、黒田と新井の復帰によって、セ・リーグの優勝候補に挙げられていた。しかし結果は、69勝71敗3分。4位に甘んじた。

この年、誠也は97試合の出場に止まった。それでも、5本塁打を含む58安打、打率2割7分5厘、打点25も、入団3年目にしては決して悪い数字ではなかった。特に出塁率3割2分9厘と得点圏打率3割5分8厘は、規定打席に達しなかったものの、いずれもセ・リーグのトップクラスであった。

野間とライバルとして競いあった誠也の2015年はこうして終わった。その1年後、カープファンにとっても、誠也にとっても信じられないようなシーンが待っていることなど、まだ誰も知らなかった。(参考: 迫勝則著『4番 鈴木誠也 進化論』)


★<マツダのエンジン革命、ルーツは『王シフト』>マツダはロサンゼルスで、2019年に世界で投入する新型の小型車『マツダ3・アクセラ』を当地で世界初公開した。製品ラインアップ刷新の第1弾で、燃費を最大3割向上させた新型エンジンも新たに搭載する。EVシフトを強める世界の自動車大手に対し、世界販売160万台の中堅メーカーはエンジンを前面に真っ向勝負を挑む。

自動車ショーの開幕に先立ち、お披露目した。丸本明社長は『新型マツダ3から、マツダの新世代商品が始まる。車を所有する価値を飛躍的に高めた商品で、ブランド価値をさらに高めたい』と力を込めた。

マツダ3は環境技術群『スカイアクティブ』の第2世代で第1弾。デザインを大幅に見直し、ガソリンエンジンより燃費を2~3割向上させた新型ガソリンエンジンを搭載した。通常のガソリンエンジンは空気と燃料の混合気に点火プラグで着火して爆発させて動力にかえる。新型エンジンのスカイアクティブXは点火プラグで着火のきっかけこそつくるが、全体は燃焼室内の空気を圧縮して着火させる。燃焼効率は現行エンジンから2~3割高まるとみている。

二酸化炭素(CO2)排出量でもHVなどの電動車に近づくとされる環境性能も光る。スカイアクティブXの基礎技術も研究室レベルでは実現可能とされてきたが、外気温度や高度、走行状況など様々な環境下を想定しなければならない実用化プロセスは難航した。エンジンでは一つの燃やし方でも、組み合わせが何千万通りもあるといわれる。そこでシミュレーションのノウハウを生かして効率良く、安定的に作動する組み合わせをみつけ、実用化した。


現行の『スカイアクティブ』エンジンを投入したのは11年。燃費やエンジンの燃焼効率に直結する『圧縮比』を世界最高水準に高めた環境性能をうたい、デザインから車体も一新。SUV『CX―5』のヒットもあり、マツダの業績を支える推進力となった。

12年3月期の売上高2兆円から18年3月期は3兆4千億円に、世界販売台数は124万台から163万台に高めた。経営難から96年に米フォード傘下に入り、窮屈な開発や販売を強いられた当時からは想像ができないほどの躍動感を見せた。

現行エンジンの開発を始めた2000年代初頭、マツダは拡大路線に失敗し、経営が悪化していた。自動車産業で『ミスターエンジン』とも呼ばれる人見光夫常務執行役員・シニア技術開発フェローは『当時、エンジンの開発が30人ぐらいに減り、一方でトヨタ1000人という状況だった』と当時を振り返る。

それでも達成すべき環境規制は同じ。当時のマツダの世界販売台数はトヨタ(当時)の5分の1の110万台規模に過ぎなかったが、彼我の差よりも開発陣の脆弱さばかりが際立っていた。幸いにも、伝統的な経験に基づく試行錯誤の繰り返しではなく『机上』のコンピューターを信頼する風土があった。シミュレーションの多用は自然な流れだった。


先行開発する基礎技術の力強さは将来の競争力に直結する。危機感に駆られたマツダ開発陣が強化したのがCAE(コンピューターによるエンジニアリング)。『「ものをつくるまえに徹底的に考える。費用のかかる試作をたくさん作らなくてもよくなる』(人見氏)。CAEのルーツはあのコンピューターで割り出したカープの『王シフト』にある。

世界で初めて、唯一『ロータリーエンジン』の開発に成功。その『限りなき挑戦』スピリットが、マツダの開発陣の精神的主柱となっているのだろうな。


★<FA宣言の丸、巨人入り表明!『環境を変えて一からチャレンジ』 原監督直接出馬実った!!>広島から国内FA権を行使した丸佳浩外野手が30日、広島市のマツダスタジアムで巨人に移籍することを表明し『野球選手として環境を変えて一からチャレンジしようという気持ち。11年間応援してくれて感謝しかない』などと心境を語った。2年連続セ・リーグMVPに輝いた球界屈指の強打者は、最後まで広島愛とのはざまで揺れ動いたが、最も高い評価で誠意を示した新天地への挑戦に、第二の野球人生を懸ける決断を下した。また、ロッテにはその朝、断りの連絡を入れたという。

FA市場最大の目玉を巡っては、出身地・千葉のロッテが22日の交渉で6年24億円超と井口監督がつける背番号6を提示。2日後の24日に交渉した巨人からは、5年30億円超に及ぶ破格の条件に加え、原監督が現役時代につけた背番8を提示された。

06年の小笠原道大以来、12年ぶりにFA交渉に出馬した原監督からは、心に響く言葉も掛けられた。『ジャイアンツに新しい血を入れてくれというか、カープのいいものを持ち込んでほしいというお話を頂き、うれしかった』と話していた。


まあ、原辰徳の老練な手練手管に掛かると、丸君なんかイチコロだからねえ。そう言えば、○○竹もイチコロだった。カープ、鈴木本部長、もっと選手に対する説得力を磨いておくれな。来年、再来年もFA選手は続くのだから。

しかし、今回の丸の移籍についてファンは比較的冷静に受け止めているようだ。まあ、3連覇に貢献した功績もあるし、過去の移籍選手のようにカープに後足で砂を掛けた形で移籍したのとは色合いが違う。恐らく、マツスタで巨人戦があっても、丸の応援が続くのではなかろうか。いいことだ。

まあ反対に、野間、西川、下水流、堂林らにはチャンスだよな。丸の力量にはかなわないものの、目の前の道が大きく開けたのだから。しっかり頑張っておくれ。特に堂林には人生に一度しかない起死回生の挽回のための千載一遇のチャンスだ。

松田オーナーは、『FA権は選手の権利であり、丸選手の決断を尊重したい。彼は、球団初のリーグ3連覇に大きく貢献してくれた。球団としても大変感謝している。巨人はライバル球団にはなるが、今シーズン、今の段階では、エールを送りたい』と語った。丸は『11年間育ててくれて広島には感謝しかない』と話した。


<カープからFA宣言後に移籍した選手>
1994年3位 川口和久
  99年5位 江藤 智
2002年5位 金本知憲
  07年5位 黒田博樹、新井貴浩
  08年4位 高橋 建
  13年3位 大竹 寛
  15年4位 木村昇吾
  18年1位 丸 佳浩


★<原監督、満面の笑み>『よくぞジャイアンツを選んで頂いたということに感謝しております。今日の返事は私自身にも、ジャイアンツとしても、ジャイアンツファンとしても、とても吉報であると思います』と満面の笑みを浮かべた。

24日の巨人との初交渉では指揮官自ら出馬し『ジャイアンツとして、監督として、誠意をお話しすることができました。あとは“吉報を待つ”という心境でございます』と語っていた。席上では5年総額30億円超という球団史上最高規模の年俸と、指揮官が現役時代に背負っていた背番号8を提示していた。

巨人は、坂本、菅野の年俸をどうするか、だな。菅野は丸以上になってもおかしくない。坂本、現行3億5千万円をいきなり6億円に引き上げられるかなあ。タイトルが一つもないからなあ。力量は丸とイーブンだろうがなあ。


★<丸の移籍対価は人的補償かな>大竹が巨人にFA移籍した後の補償を、カープは金銭ではなく人的補償を選び、『一岡』を獲得した。一岡はカープの風によくなれ、リリーフとして大成。今季も防御率3を切る良い成績を残した。よって、契約交渉もすんなりと。来季の年俸は7,700万円。まあまあの水準だね。

一方、カープに砂をかけるように巨人に移籍した大竹は、初年度こそ年俸1億円だったが、来季は今季から半減の2,625万円。『首を覚悟していた』というほど情けない状況。丸は大竹とは違うと思うが、そうならないよう頑張ってほしいね。

カープが要求する人的補償は誰になるか、興味はつきない。一岡に続き、カープで一旗揚げてほしい、人的補償選手ではあるな。


★<無心とは>8月、久し振りに1軍に戻り、2試合連続でホームランを放った日本ハムの『清宮幸太郎』がこんなことを言っていた。『どんなコースだったのか覚えていないです。無心でした』。無心という言葉、不調に悩んでいる選手が聞いたら、うらやましく思っただろう。何も考えずにプレー出来ているうちはいい。打てなくなると考える。考えてますます深みにはまる、というのが大方のパターンだ。

その名も『無心ということ』という、仏教学者、鈴木大拙の著書に、剣法を引き合いにした一節がある。『向こうの剣がこっちに来るんじゃないか、あちらに動くんじゃないかと思う時、そこに計らいの心が出てまいります。計らいの心が動き出すと、そこに隙が見える訳です』。

『計らいの心』とは、迷いと言ってもいいだろう。野球でいえば直球か変化球か、と迷って、気持ちが定まらないと結果も芳しくない。計らいの心なく、無心になることがどれだけ難しいか。どの世界にも共通したテーマだろう。

一時スランプ気味になった西武・浅村が、力感をなくすることで、復調につなげた、と話したことがあった。バットが出ず、投球に差し込まれていたのを、力感を消すことで修正した、とのこと。これも、結局は無心という気持ちの問題につながっていきそうだ。インパクトを強く、と言った意識があるうちは駄目で、力を抜くとバットが出やすくなる。要は余計なことを考えず、一投一打に臨むこと。『力感なし』の主眼はそこにあるようだ。

調子が戻って、打てているうちは無心でいられるが、それも長く続かず、下降するとまた考え出して迷路にはまる。たぶん選手生活はその繰り返し。清宮ら若い人達も、無心と『有心』の間を言ったり来たりしながら、大きくなって行くのだろう。(参考:篠山正幸筆『逆風順風』)


★<『ドローンだと10倍速い』…茶畑で水まく実験>狭山茶の生産が盛んな埼玉県入間市の茶畑で肥料などを散布するため、小型無人機「ドローン」の飛行実験が行われた。

実験は同市内でドローンを使った空撮などの事業を行っている『アルサ埼玉』が機体を持ち込み、この地域で何世代も続く茶農家増岡伸一さん(66)の茶畑で実施された。18アールの茶畑で約5分間の飛行を2度行い、実験用の水計5リットルをまいた。ほぼ無風だったため手際よく散布が進んだ。

地元の自治会長も務める増岡さんは、秋祭りでドローンによる空撮の話が持ち上がった際に、茶畑での散布テストも行いたいと考え、同社に持ちかけたという。通常の散布にはトラクターなどを使っているが、短時間で効率よく水をまくドローンの動きを見て、増岡さんは『なぜ今までやらなかったのか』と感心した様子だった。『作業が、ドローンだと10倍速くできる』と驚いた様子で、『散布効果が実証されれば、来年からでも導入したい』と話している。

まあ、ドローンは費用が安い割に効果が絶大な機能を持っているねえ。素晴らしいことだ。


★<ブランド牛、山里をけん引>新幹線も高速道路も通っていない『広島県神石高原町』。人口減が進むこの町で、農畜産業の『ヴィレッジホーム光末』は着実に雇用を増やし、地域ブランド牛の供給拡大を目指している。光末社長(42)のモットーは『何もないとは言わせない』。繁殖農家から肥育農家への飛躍も視野に、11月には3,500万円を投じて新畜舎建設を行った。

大学では構造力学を学び、竹原市の測量会社に就職したが、父が体を壊した2002年に帰郷。地域農業の担い手になる『集落法人化』には20ヘクタールの農地が必要だった。18ヘクタールは集めたが、2ヘクタール足りない。その時、牛1頭が1ヘクタール分に換算されるのを知った。近所の牛農家の助言も受けて畜産進出を決めた。

苦労の末、頭数も増え、今は親牛32頭、出荷前の小牛15頭を育てている。町は今春、神石牛を町産品として認定した。ただ神石牛の出荷頭数は年間400頭余り。ブランド普及には供給増が不可欠だ。このため光末さんは肥育にも乗り出した。11月には60頭が入る牛舎を建設、来年には20頭分の牛舎を増設する。


地域力を高めようと、担い手作りにも力を入れる。16年から毎年庄原市にある農業大学校の卒業生を採用。19年春も祖父が牛飼いだという畜産コース卒業生が入社する。17年に入社した河上君(22)は農業機械に乗り慣れていたため、コメ担当になった。光末さんの『悩む前に動け』との言葉に従い、種付けの資格も取った。『多くのことを学ばせてもらって楽しい』と河上は語る。

光末さんは、子供達に『美味しい神石牛を食べた』という思い出を持ってもらうため、学校給食に神石牛を出したいと願う。そして少人数でも雇用を継続して行けば『進学で町を出た子も、いい思い出と雇用の場があれば、就職で町に帰って来るかも知れない』と。出来ることをやることで、地域を守り続ける。


★<『ポツンと一軒家>』>朝日放送の『ポツンと一軒家』が、不定期放送から、日曜日のレギュラーに昇格した。衛星から撮影した地図から、山間部の一軒屋を見つけ、実際に現地訪問をして取材するというストーリーだ。その一軒屋に住む人の背景がまた驚きの連続だったりして、一種冒険番組の様相だ。私もレギューラーになってから録画鑑賞するようになった。

最近で印象に残っているのは、東京都の檜山村の峠にある『そば茶屋』。お年寄り夫婦が経営しており、車も通らない峠の茶屋で営業しているが、今年11月で閉店すると。家はしっかりしており、古風ながら威厳がある。聞くと、この地は江戸時代天領であり、代官が時折巡回するという地であったそうだ。その代官が峠で昼食をとるため、幕府からここに茶屋を建造させられたという由緒あるそば茶屋さんだった。この峠から、対面にあの青梅市の『御嶽山』が見える山奥。だが、なかなかの名所ぶりに感心した。


もう一つは、宮崎県の山奥の一軒家。ここも老夫婦が管理しているが、この家で生まれた兄弟、その子弟が夏になるとここに集まってくるのだそうだ。この家がなくなれば兄弟一族が集まる機会、場所が消えるから何とかして維持管理していると。夏には、近くの竹を取って来て、そうめん流しのイベントで一族全員が、この育った地に郷愁を寄せるという物語。素晴らしかったねえ。

この番組は、録画視聴で、毎回連ドラ録画にセットしている。このチームの取材、山の中の一軒家だから、想定される、廃屋、無人の家が多く、失敗率は90%にも上るとのこと。大変な苦労なのだあな。ご苦労さんです。


★<ヤクルト山田の評価 球団サイドと認識にズレ?>オフは波乱の予感だ。今年、日本プロ野球では史上初となる3度目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)の快挙を達成したヤクルトの山田哲人内野手(26)の契約更改が注目されている。年俸の大幅な上積みが見込まれるが、山田哲と球団サイドとの“思惑”は少し違うようで…。

昨年の球団ワースト記録を更新する96敗での最下位から、今年は2位へと大躍進を成し遂げた。そんなチームで大車輪の働きをしたのが、チームの主軸を打った山田哲だ。打率は3割1分5厘、34本塁打、89打点。33盗塁で盗塁王のタイトルを獲得した。

また2年ぶり3度目のトリプルスリーも達成。それもあって契約更改では現在の年俸2億8000万円からの大幅アップが予想される。ただ、現段階で山田哲と球団とでは隔たりがあるようだ。関係者の話を総合すると、球団サイドは昨年の年俸3億5000万円を基本線にしている模様だ。


昨年は山田哲がプロ入り自己ワーストの打率2割4分7厘と不振を極めた。チームも最下位に沈んだだけに山田哲は7000万円減の2億8000万円プラス出来高でサイン。そのこともあって、球団サイドとしては2度目のトリプルスリーを獲得した2016年と同様の評価をしたいという。

ただ、山田哲は少なくとも1億円アップの年俸3億8000万円を考えているようだ。ヤクルトは『巨人やソフトバンクといった資金力が豊富な球団とは言えない。基本的には『ない袖は振れない』という姿勢を貫いているため、両者の溝は簡単には埋まりそうにない。

ヤクルト関係者は『契約更改の席で球団は、山田に一昨年も昨年も「打撃のタイトルを取れ」と言っていると聞いている。トリプルスリーはすごいことだけども、球団は「トリプルスリーはタイトルではない」という考え方だからね』と声を潜める。

今年、山田哲が獲得したタイトルは盗塁王のみ。トリプルスリーには一定の評価をしつつも『大幅増』の要素にはなり得ないという。今年を振り返り『自分の成績には満足しています。来年は気持ちを切り替えていこうとは思っていますけど』と話した山田哲。果たして自身が描く大幅アップに届くのか、注目だ。


★<シャープ1000人雇い止め>シャープの亀山工場(三重県亀山市)で働いていた日系外国人作業員のうち千人が、今年に入り雇い止めされたことが30日、シャープの3次下請け会社で雇用主の『トラストライン』(亀山市)への取材で分かった。ごく短期の契約更新が繰り返されてきたが、シャープ側の生産縮小の影響で更新されなかったとみられる。不安定な外国人労働者の実態が浮き彫りになった。

下請け会社に法令違反が相次いでいるとして支援する弁護士らが22日、三重労働局に告発状を提出した。労働組合『ユニオンみえ』には雇い止めされた外国人からの相談が相次ぎ、約40人が加入した。

まあ、鴻海10万人の解雇もあるし、鴻海グループのシャープも右に倣え、だろうな。止むをえまい。


★<日産・ルノー・三菱自、合議制に トップ協議で確認>日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の3社トップは29日、カルロス・ゴーン容疑者が逮捕されてから初めて協議を開き、今後の3社連合の意思決定は3社トップの合議制にすることを確認した。ゴーン日産元会長に過度に集中していた意思決定のあり方を修正する。また各企業が3社連合への強い取り組みを維持することでも合意した。

この協議では資本提携の見直しやゴーン元会長の後任となる3社連合のトップ人事については議論しなかったもよう。しかし、連合の司令塔を失う異例の事態の解消に向けた難題はなお山積している。3社連合の意思決定の権限はこれまで、3社の会長を兼ねて連合のトップも務めるゴーン元会長に集中していた。連合は3社の生産や開発などの機能を統合して一体運営している。各分野に統括役を置き、ゴーン元会長に直接情報が届く仕組みだった。

今後はまず3社連合全体の情報を日産の西川広人社長兼CEOとルノー暫定トップのティエリー・ボロレ副CEO、三菱自の益子修会長兼CEOの3トップで共有する。そのうえで3人で協議し、結論がまとまったものだけを各社の事業運営に反映させる形式に変える。意見が異なった場合の意思決定のあり方などの詳細は今後詰める。

ただ3社の合議制により意思決定が遅くなる可能性もある。日産の後継会長を巡り、仏政府・ルノーと日産との綱引きが続いている。アライアンス統括会社(ルノー日産B・V)のCEOをルノーCEOが兼ねるという内規もあり、3社の合議制をどうルールに落とし込むかが課題となる。


トップ協議はテレビ会議を通じて開いた。3社連合は同日夕、『各社は引き続きアライアンスの取り組みに全力を注いで参ります』との共同声明を出した。今後の焦点はルノーと日産の思惑の違いがどこまで表面化するかだ。日産は資本関係などルノー優位の提携内容に不満を持つ。連合の統括会社トップにルノーCEOが就く内規なども踏まえ、提携を『対等な関係』に見直したい意向とされる。

一方、ルノーは43%を出資する日産の筆頭株主として現在の枠組みを維持したい考え。22日に開かれたゴーン元会長の会長職を解任する日産の臨時取締役会の前には後任会長をルノーが指名すると伝えた。日産はこれを拒否して3人の社外取締役からなる委員会で会長候補を12月の取締役会に提案すると発表。『ゴーン後』の連合の主導権を巡って両社のさや当てが激しくなっている。

ゴーン元会長は依然として日産の取締役ポストに残っている。取締役の解任には株主総会での決議が必要になる。一方、ルノー側は事件の全容が明らかになっていないとしてゴーン元会長のCEOポストなどを残したままだ。日産の取締役ポストを巡る意見対立も表面化する可能性がある。

事件の解決は長引く可能性が高い。ルノーはそのままCEOにゴーンを残すが、一体いつまで我慢できるか。日産は不平等条約の解決に力を入れるだろうから、そこでの激突がポイントだなあ。すでに販売台数、業績ともに日産がルノーを凌駕している現在、ルノーがどう出てくるか、だな。やっかいだ。

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