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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『成長のヒント、「ぼやきを逃さない」。地方企業成長の秘訣』

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『たばこのポイ捨てで山火事が多くてね』。南アフリカのヨハネスブルグ。農機具を造る福岡県『筑水キャニコム』の包行会長(64)はふと寄った消防署で、立ったまま職員のぼやきに耳を傾けました。山火事が絶えないため、草刈りは大切な仕事。だが南アの草は背が高く茎も太い。手持の草刈り機では刈れないこともあります。そこまで聞いた包行さんは『パワーのある草刈り機を南ア向けに造ろう』と決めました。

1973年、包行さんが入社した当時、同社は販路が九州にしかありませんでした。それが今や40カ国で製品を販売し、売上高の半分を海外で稼ぎます。『2015年には100カ国での展開を目指す』。

急成長の秘訣は、普通なら切り捨てたり、聞き漏らしたりする『顧客のぼやきや悩み』を拾うこと。ぼやいた本人すら自覚しないニーズを見つけ、一緒に悩んで新しい顧客を作ります。『一緒に悩と、顧客は製品を支持してくれる』と。営業マンにはビデオを持たせ、包行さんはそのビデオから真の顧客ニーズを探ります。

看板商品の乗用草刈り機『草刈り機まさお』も、『坂が多くてやってられない』というぼやきから生まれました。本社周辺は山あいの畑が多いため、発売当時は珍しかった四輪駆動車を採用。急斜面で使える『まさお』は世界で支持を集める商品に育って。

市場の広がりが都会に見劣りする地方。そこで地方企業が当たり前のことをしていては勝負になりません。香川県の製麺機メーカー『大和製作所』は『讃岐うどんの伝統と製法を教える』うどん学校を開いて、素人を顧客へと昇華させてきました。

『ハワイで食べた味を米本土に伝えたい』。米国人のタイ・リーは、同社の製麺機で出来たうどんに魅了され、来日して同社の6日間の学校に入学しました。材料の少量の違いで味が変わるうどん。『機械だけではうまいうどんは広がらない』と悟った藤井社長(65)が『素人でもプロのようになれる』コースを開発。2000年に開校。手軽に玄人になれる学校は人気を呼び千人が卒業。卒業生が同社の製麺機を買い、国内シェアは4割にまで。

まず日本で顧客を作り、今は世界に販売先を広げる両者。その戦略は、需要不足に悩む企業にとっては一つのヒントになります。

まさに『知恵と努力に追いつく天才なし』ですねえ。日本人にそなわった天性とも言える『知恵と努力』。これこそが『国の宝』。石油や宝石、地下資源などを上回る付加価値、財力を生み出します。最近話題の東洋冷蔵が卵から稚魚、そして成魚に育てる『まぐろ完全養殖』も、まぐろ市場の行く先、ニーズをつかみ取り、この漁業資源保護の時代を『知恵と努力』で乗り切ります。JAも見習ってほしいですねえ、こんな中小企業が努力する姿を。(^.^)

★バレンティン、やりましたねえ、新記録『56号と57号』。これで肩の荷が下りて、60本まで登り切るでしょう。本当、キュラソーの怪人・バレンティンではあります。

★巨人との対戦成績3勝12敗のカープ。この3連戦もまたネギカモか、と思いきや、2戦連勝。しかも一昨日は杉内を打ち崩し、昨日は菅野を轟沈して。ヤクルトの小川が勝って14勝。これで菅野の新人賞の目はなくなりましたねえ、私の大嫌いな、傲慢男菅野にとっては。目出度し、めでたし、ではあります。昨日勝利投手となったマエケンは、7回を無失点

■今日の画像は、『56号を打ったバレンティン』と、『アイイロニワゼキショウ』と普通の『ニワゼキショウ』です。藍色に輝くアイイロニワゼキショウは、普通のニワゼキショウと違い、花心が1本しかありません。清楚で高貴さを漂わすアイイロニワゼキショウが私は大好きです。(^.^)
  (昨日のアップからのアクセス件数は、946件、過去最高記録でした)

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