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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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<民主主義の死に方⑭ 独裁化を止めるのは与党の態度だ>

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今日の画像は、福岡中州に出現した怪獣達がフロントで接客するHIS経営の『変なホテル』。そしてドローンで見た面白景色靴任后.蹈轡◆“行機事故の犠牲者を悼む人々、▲好ぅ后‥爐辰晋个寮磴両紊罵靴峪匐,燭繊↓スイス 蛇行した山道、ぅ肇襯魁\磴了弔觧各察↓ゥ肇襯魁ヽた緲甬劼肇咫璽船僖薀愁襪領鵝△任后いずれも面白いですねえ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★あのヒトラーもムッソリーニも、そしてチャベスも、立派な民主憲法を持つ国から生まれた。民主主義のお手本であるアメリカの大統領、トランプ。このトランプがヒトラー、ムッソリーニ、チャベスの養子にならないという保証はどこにもない。

トランプ君、君の祖先も移民だろう。ヨーロッパで食い詰めて、新天地を求めて来たんだ。もっと移民問題に優しい対応は出来んもんかねえ。トランプの常識は、世界の非常識なのだな。


★★★多くの点において、就任一年目のトランプ大統領は、選挙で選ばれた独裁者のシナリオ通りに動いた。彼は審判を抱き込み、邪魔になりそうな主要プレーヤーを欠場に追い込み、自らに有利な立場を築こうとした。しかし、自分の言葉を実際に行動に移した例はなく、最も恐ろしい脅威はまだ現実化していない。FBIに支持者を送り込んで抱き込み、ロバート・ミューラー特別検察官の捜査を妨害するといった反民主主義的で厄介な方針は、共和党の反対と彼自身の無能さによって回避されてきた。全体として、トランプは無謀な運転を繰り返して車をガードレールにバンバンぶつけたが、それを壊して向こう側に行くことはなかった。独裁政治への一線を越えることはなかったのだ。

しかしながら、結論を出すのはまだ早い。多くの場合、民主主義の後退は少しずつ進み、その影響は時間をかけてゆっくりと広がって行く。トランプの残りの就任期間における民主主義の運命は、いくつかの要因によって左右されることになる。

ひとつ目は、共和党執行部の言動だ。民主主義の制度が保たれるかどうかは、与党がそれを必死で護ろうとするかどうかに大きくかかっている。ルーズベルトの裁判所抱き込み計画が失敗し、ニクソンが辞任に追い込まれた背景には、大統領が所属する政党―ルーズベルトは民主党、ニクソンは共和党―の主要幹部達が立ち上がって反対することを決めたという経緯があった。より最近の例としては、法と正義党が率いるポーランド政府が、民主主義の抑制と均衡のシステムを壊そうと動き出したことがあった。すると法と正義党の一員でもあるアンジェイ・ドゥダ大統領が二つの法案に対して拒否権を発動し、政府による最高裁の刷新と抱き込みを阻止した。対照的にハンガリーでは、オルバーン・ビクトル首相が独裁的な政策をすすめようとしても、与党フィデス党からの抵抗はほとんどなかった。


ふたつ目のアプローチは『封じ込め』だ。この戦略を取る共和党員は、判事の指名から税制・医療改革に至るまで、多くの問題で大統領を支援する一方で、自らが危険だと考える行動については一線を引く。時に、このスタンスを保つことは容易ではない。

彼らは出来る限り大統領に協力しようとするが、同時に職権乱用を防ぐための措置を取ることも忘れてはいない。つまり、大統領が職務を続けることを赦しつつ、政治家の力でその行動を抑制することを望んでいるのだ。

最後のアプローチとして、理論上、議会の有力者達は大統領の辞任を求めることが出来る。彼らにとって、これは政治的に非常にリスクの高い行動だ。自分達の党の大統領を辞めさせようと動けば、仲間の党員から裏切り者だと非難を受けることは逃れられない。加えて、党としての政策を議会で進めることも難しくなるだろう。ニクソン辞任後のように、短期的には選挙にも負の影響が及ぶに違いない。しかし、大統領による脅威が深刻な場合、あるいは大統領の行動によって党の支持率が下がり始めた場合、幹部達は、自党に属する大統領を辞めさせる必要があると考えるようになるかも知れない。

トランプが就任してから1年の間、共和党議員達は大統領の職権乱用に対して『忠実』と『封じ込め』の両方を織り交ぜて対応した。当初は『忠実』のアプローチが圧倒的だった。しかし、大統領が2017年5月にジェームズ・コミーFBI長官を解任した後、一部の共和党上院議員は『封じ込め』に向かって動き出し、トランプの息のかかった人間が後継の長官になることを認めないという態度をはっきりと示した。共和党の上院議員達は更に、2016年の選挙におけるロシア疑惑に対する独立した調査が滞りなく進むよう協力し合った。

グラハム、マケイン、コーカーらは野党に協力するようなことはなかったが、大統領を封じ込めるための大切な対策を講じた。2017年の間、大統領に辞任を求めた共和党の有力者はいなかったものの、ジャーナリストのアビゲイル・トレイシーが指摘したように『超えてはならない一線がどこにあるかを決めた議員』も少なくなかった。(参考:『民主主義の死に方』)


★★<『結婚は簡単だが、離婚は難しい』>英国のチャールズ皇太子とダイアナ妃が繰り広げた泥沼の離婚劇は、この言葉をまざまざと思い出させてくれた。2人の間には、結婚当初からすきま風が吹いていたらしい。

ダイアナ妃が不幸な結婚生活に絶望して、『服毒自殺を図った』。こんな内容の暴露本が出版されて、亀裂は決定的になる。その後は大衆紙の報道合戦が過熱。お互いのスキャンダルが次々に白日の下にさらされた。1996年7月にようやく離婚が決まる。

英下院は、メイ首相がEUと合意した離脱協定案を大差で否決した。これで、英国とEUとの円満な離婚はますます困難になった。もともと離脱協定案は、強硬派離脱派と残留派の双方に配慮した妥協案である。それに対して両派がノーを突きつけたのだから、話にならない。

英国と一口に言っても、独立運動がくすぶるスコットランドとイングランドでは、住民のEUに対する考え方が全く違う。若年層や高学歴・高収入層には残留派が多く、離脱を支持するのは、高齢者や労働者層が中心である。

これで英国社会の分断の大きさが改めて浮き彫りとなった。このまま『合意なき離脱』に突き進めば、社会の混乱がもたらす負の影響は、次の世代にまで及ぶかも知れない。親の離婚で最大の被害を受けるのが、子供達であるように。

ダイアナさんが事故死するのは、元皇太子妃に肩書きが変わってわずか1年後だった。英国は追悼一色となり、ダイアナさんに冷たいと、王室への批判が高まった。エリザベス女王はすぐに改革に乗り出し、国民の支持を取り戻した。もともと危機に対しては団結し、復元力に優れた国柄ではあるのだが、EU離脱はどうなるかなあ。(参考:産経新聞『産経抄』)


★★<今年行くべき場所は瀬戸内 NYタイムズ選出>一般社団法人せとうち観光推進機構や香川県などは、米紙ニューヨーク・タイムズが『2019年に行くべきデスティネーション(52エリア)』に『Setouchi Islands(瀬戸内の島々)』が日本で唯一選出されたと発表した。世界中のデスティネーションの中で第7位だった。

桜が満開の香川県三豊市の紫雲出山から望む瀬戸内海の写真と記事を掲載。同市によると写真は同県さぬき市のアマチュア写真家、松本省五さん(69)が撮影した。記事では今年4月26日に香川県の島々などで開幕する『瀬戸内国際芸術祭2019』や会場となる豊島、本島に言及。しまなみ海道のサイクリングや昨年就航したサイクルシップ、広島平和記念資料館のリニューアルオープンなどにも触れて、2020年東京オリンピックまで見どころがめじろ押しのエリアとして紹介している。また、香川県によると英紙ガーディアンにはインスタ映えするとして三豊市の父母ケ浜(ちちぶがはま)が取り上げられ、瀬戸芸開催が紹介された。

観光推進機構は『世界に向けた“SETOUCHI”のプレゼンスをあげていくとともに、観光資源やサービスの磨き上げに取り組み、2020年の目標である訪日外国人延べ宿泊者数600万人泊(瀬戸内7県)の達成と観光消費額の増加を目指したい』としている。

この『豊島』は、あの中坊公平弁護士(故人)の助けで『公害の島から脱皮した島』なのだ。見事なり、豊島の人々よ、だなな。香川県は公害を黙認し、見て見ぬふりをいていた。公務員、官僚の典型『親方日の丸』なのだ。

『瀬戸内アイランド』、いいねえ。最近私は宮島登山、参道を使わない登山道を登る、に魅せられており、尾根歩きで瀬戸内の島々を眺め歩くのがとても好きになっている。ロープウエイ駅にある『獅子岩展望台』では、外国の観光客達が瀬戸内美に見入り、記念写真にシャッターを押す姿が続く。『見事なり、瀬戸内美』だ。


★★<86歳三浦雄一郎さん、アコンカグア登頂断念 >南米大陸最高峰アコンカグア(標高6961m)の登頂とスキー滑降をめざしていたプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)が登頂を断念して下山を始めた。三浦さんの事務所が21日未明、明らかにした。三浦さんの体調から、チームドクターがこれ以上標高の高いところに行くのは難しいと判断したという。

三浦さんは現地時間の20日、標高約6000mのプラサ・コレラに滞在していた。事務所によると、同行していたチームドクターの大城和恵さん(51)が、高所の生活による影響が出ており、この標高での長時間にわたる生活で86歳の三浦さんにとって肉体的、生理的に負担がかかってきていて、これ以上、高い標高での登山活動は心不全をおこす危険があると判断。三浦さんもそれを受け入れたという。ニド・デ・コンドレス(標高5500m)まで歩いて下山し、ヘリコプターでふもとに向かう予定。

三浦さんは今月2日に日本を出国し、3日にアルゼンチン入り。徐々に標高を上げて体を高度に慣らしながら生活し、10日にヘリコプターでベースキャンプBCのプラサ・アルヘンティーナ(標高4200m)に入った。その後BCに滞在しながら調整。18日にヘリコプターで標高5580m地点に降り立ち、先に歩いて登っていたメンバーと合流して、約6時間歩いてプラサ・コレラに着いていた。19日は翌20日の強風が予想されたため、プラサ・コレラに滞在。登頂とスキー滑降を目標としていた。

副隊長で次男の豪太さん(49)は『6000mの標高で、肉体的、精神的にも厳しいとみた』、大城さんは『この標高は生物学的に86歳の限界。生きて還るために、きょう下りるという判断をしました。よくここまで、この肉体と年齢でがんばったと思います』と話しているという。三浦さんは『僕自身、頂上まで行ける、という自信はありましたけど、やはり周りで見ての状況、特に大城医師の判断ということで従うことにいたしました』と事務所に伝えた。

まあ、残念なり、三浦雄一郎さんではある。が、ドクターストップだからやむを得ないねえ。私もせめて、三浦さんの歳まではアルプストレッキングを続けたいねえ。


★★<就活戦線異状あり、3年生、9月には『とっくに終わりました』 >『就活はとっくに終わりました』。東京大学教養学部3年の伊沢涼(22)は昨年9月、外資系コンサルティング会社から内定を得た。海外で働けることを条件に志望先を絞り、2カ月半で就職活動を終えた。『就活を続けるより何かを学ぶ時間に使いたい』と短期留学などを考えている。

就職情報大手のディスコによると、2020年卒(大学3年生)の内定率は1月1日時点で5%弱と前年同期の約3%から前倒しが進む。現行の『経団連ルール』で面接が解禁されるのは4年生の6月。その1年半前に内定を得ている学生が2万人近くいる計算だ。

『経団連ルールには違和感を覚える』。昨年9月3日。就活戦線の異変の号砲は経団連会長の中西宏明(72)が鳴らした。企業説明会の解禁は3年生の3月、面接解禁は4年生の6月という現行ルールは、20年卒の学生を最後に廃止される。政府は昨年10月末、政府主導のルールを決めた。21年卒(現在の2年生)は現行と同じ日程、22年以降は学生を混乱させないため据え置きを前提に改めて決める。これまでは1300超の経団連加盟企業による自主ルールだったが、政府は新興企業や外資系企業にも順守を求める方針だ。

だが企業への罰則規定はない。日本の企業数は大企業が約1万社、小規模事業者を除いた中堅が56万社。企業は『超』の付く人手不足のなか、年間56万人の新卒者から優秀な人材を採ろうと動き、学生や大学側はルールが定まらない現状に右往左往する。『3月1日は3年生ではなく2年生の就活スタートだ』。難関企業を志望する学生向けの就活支援を手がけるネクスベル、早川直樹社長(36)は断言する。すでに昨年末から21年卒(主に2年生)の会員募集を開始。昨年より登録のペースが速く、すでに100人を超えた。


立教大学文学部2年の女子学生(20)は昨年10月から就活の準備を始めた。気になりだしたのは就活ルール変更のニュースを見てから。『両親と兄から早く就活を考えた方がいいと言われ不安になった』。中央大など一部では1年生にも就活支援の対象を拡大。『入学即就活』の構図すら現実味を帯びる。武田広神戸大学長(69)は『4年間みっちり教育してから社会に送り出したいが、就活時期が定まらず野放し状態になる』と危惧する。足元の就活を巡る混乱が映し出すのは、日本型の人材育成の限界と、そこから脱しようともがく企業の姿だ。

スイスのビジネススクールIMDが国別の世界競争力ランキングの発表を始めた1989年(平成元年)、総合で首位に立ったのは日本だった。だが18年は25位。グーグルなど米ネット大手が新しい発想でデジタル時代を切り開く中、年功序列や横並びの新卒採用といった旧来型の仕組みが転換を迫られて久しい。グローバルで多様な人材を得る動きは始まっている。

資生堂は18年から、学生が4日間かけて商品のマーケティング戦略を練るインターンを始めた。管理職へのプレゼンを経て選ばれた参加者に最大1千万円の予算をつけ、19年春までに実行して効果の検証まで経験してもらう。

ソフトバンクグループは15年に通年採用に移行した。『入社時に30歳未満』という条件さえ満たせば、新卒や既卒を問わずエントリーでき、入社時期も4、7、10月から選べる。楽天も15年からエンジニアの新卒を通年で採用している。


就活時期の分散は、知名度の高い大手企業に有利との批判も根強い。一方で転職を通じた人材の流動化を期待する声も挙がる。就職情報サービスの学情のもとには、新卒を採用しづらい中堅企業などから第二新卒や転職者を得たいとの依頼が増えている。年56万人の新卒者に比べ、20代の採用市場は1250万人と大きい。採用コンサルタントの谷出正直(39)は『年功序列の雇用が崩れ働き方が多様化しているのだから、入り口である就活も多様化へ向け議論すべきだ』と話す。

難しい時代だねえ、就活にとって。時代の代わり目であることと、動きが早いということ。今健全な企業でも、30年後はわからない。かつての映画会社、石炭会社、そして紡績会社・造船会社のなれの果てを見ると、どの企業、業種を選ぶのか迷うだろう。そしてひとくくりで『IT企業』と言っても、百花繚乱。今やITの世界はデフレ状態で、アプリなど値のつかないものが洪水のように現れている。決して、人気企業、産業が明日も人気が、そして業績が持続するとは限らない。スルガ銀行を対岸の火事と見ないことだねえ。


★★<就任3年目のトランプ政権に『3月リスク』>トランプ米大統領が就任して20日で3年目に突入した。大型減税で『経済重視』を鮮明にした1年目から一転、貿易戦争に突き進んで世界景気は楽観論から悲観論へと滑り落ちた。景気不安と弾劾リスクは再選の足かせだ。支持つなぎ留めへ場当たり的な政策が続けば、米国の未来と世界経済全体に重いツケを残す。

ホワイトハウスから道1本隔てた米通商代表部(USTR)。7割の人員が1月中旬から職場に来なくなった。『国境の壁』を巡る議会との対立で関連予算が払底。3割の人員で対中協議を続けるが、中国外交筋は『我が国では政府閉鎖などありえない』と冷笑する。

『3月ショック』。市場は1カ月半後に身構える。トランプ氏と中国の習近平国家主席が決めた『90日協議』は3月1日が期限だ。不調に終われば貿易戦争は泥沼になる。米国債のデフォルト(債務不履行)懸念もある。3月初旬に連邦政府の借金が法定限度額に達し、議会が債務上限を上げないと数カ月で資金は枯渇する。『安全資産』とされた米国債の格下げもささやかれ、金融システムに危険信号がともる。

17年1月就任のトランプ大統領。証券界から転じたコーン国家経済会議委員長(当時)らの後押しで1年目に10年で1.5兆ドルの大型減税を実現した。経済重視を評価してダウ工業株30種平均は17年に25%上昇した。それが一転。貿易戦争に突入すると18年の株価はピーク比で一時19%も下落。19年から20年にかけて景気後退に陥るとの予測も浮かぶ。歳出も膨らませた。19会計年度(18年10月~19年9月)の財政赤字は1兆ドルと金融危機時を除き過去最大だ。


目先の活況を演出したツケは将来に回る。利払い費は既に年3千億ドル強と主要国で突出し、10年後には9千億ドル超と『持続不可能だ』(米連邦準備理事会のパウエル議長)と。米経済のゆがみが生む長期金利上昇を世界は警戒せざるを得ない。

『トランプ5G構想』。ホワイトハウスは次世代通信網を政府主導で敷くインフラ投資案を練り始めた。中国に先行を許した危機感からだが、財源はない。財政不安は米国の競争力をむしばむ。貿易戦争には微妙な変化もある。ライトハイザーUSTR代表は近く日欧の貿易相と会い、中国対策で協力を求める。当初は貿易赤字を問題視したが、今は技術移転の強要など『中国の不正慣行』が矛先だ。米国が自由主義経済の主導役に立ち戻る機運はある。

日欧などを貿易交渉に引きずり込んだ自動車関税の発動はひとまず先延ばししている。だが支持率が4割を保つのは過激公約への期待だ。16年の大統領選の公約は『ツイッターの反響の大きさで決めた』(陣営幹部)。中でも国境の壁と関税は岩盤支持層を魅了した。


日米は貿易交渉を開始するが、トランプ氏は『対日貿易赤字は1千億ドル近い。米国車に貿易障壁を課している』と繰り返す。実際の日本の対米赤字は690億ドル(17年)で米国車への関税もゼロだ。曲解で動く危うさは2年間変わらなかった。政権の高官離職率は65%と群を抜いて高い。国際協調重視の現実派が去り、『最後の大人』とされたマティス国防長官も退任した。ホワイトハウスはますます内に籠もる。貿易戦争、ねじれ議会、ロシア疑惑……。難題に直面するトランプ氏の場当たり的な過激策が続けば、米国は世界経済の『地政学リスク』となる。

政権の高官離職率は65%と群と抜いて高い。国際協調重視の現実派が去り、『最後の大人』とされたマティス国防長官も退任した。ホワイトハウスはますます内にこもる。

まあ、財政破綻がトランプの一番の失政、ポピュリズムだろうなあ。政治ではなく、舞台に踊る『喜劇』でしかない。人気を煽る直接選挙制度の欠陥でもあるのだろう。人気を得るために手段を択ばないということになる。日本の首相は間接選挙制度で、その点足の裏をかくような政治になるが、これはこれで国家政治の安全弁なのかも知れないな。


★★<トヨタ スープラ 新型、量産第一号車が40倍の210万ドルで落札>トヨタ自動車の米国部門は1月19日、新型『スープラ』(Toyota Supra)の量産第一号車が、米国アリゾナ州で開催されたオークションにチャリティ目的で出品され、210万ドル(約2億3050万円)で落札された、と発表した。

新型スープラの量産第一号車は、ワンオフのカスタムモデルだ。ボディカラーはマットグレーで塗装し、ホイールはマットブラックで仕上げられた。ドアミラーカバーは赤として、アクセント効果を追求する。インテリアには赤いレザーを採用し、カーボンファイバー製のエンブレムが装着される。また、車体番号は「20201」だ。これは、新型スープラが米国では2020年モデルとなり、その量産第一号車であることを示している。

この新型スープラの量産第一号車が、米国アリゾナ州で開催された『バレット・ジャクソン』オークションに出品された。その結果、210万ドル(約2億3050万円)で落札された。これは、ベース車両の新車価格5万5250ドル(約600万円)のおよそ40倍となる。なお、売り上げの全額が、アメリカ心臓協会とボブ・ウッドラフ財団に寄付される予定。

いかにもアメリカらしい豪快な話題だなあ。買った人は、大きなガレージを持つ、お金持ちのカーマニアだろうなあ。


★★<米航空機が緊急着陸、乗客16時間機内に缶詰め>急病人搬送のためカナダの空港に緊急着陸した米ユナイテッド航空の旅客機が、機械をめぐる問題のため離陸できなくなり、外の気温マイナス30度という極寒の状況の中、ほとんど暖房が効いていない機内に乗客が16時間近く缶詰め状態となるトラブルがあった。離陸できなかった原因は、あまりの寒さのためドアが凍り付いてしまったからともいわれている。

トラブルに見舞われたのはユナイテッド航空179便。同便は19日、乗客およそ250人を乗せ米ニュージャージー州のニューアーク国際空港を出発し、香港へ向かった。同航空が明らかにしたところによると、フライト中に乗客男性が体調を崩し、179便はカナダ東部ニューファンドランド・ラブラドル州グースベイの空港に緊急着陸。男性は病院に搬送されたものの、同機は機械のトラブルで離陸できなくなってしまった。さらに空港に夜勤の税関職員がおらず、乗客は薄い毛布にくるまって機内待機を余儀なくされた。

コーヒーやドーナツの差し入れはあったというが、取材に応じたある乗客によると、怒り心頭の乗客たちをなだめるには不十分なものだったという。結局、乗客たちは20日午前に到着した別便に乗り換え、出発地のニューアークへと引き返した。

まあ、乗客の方々の怒りは分かるねえ。こんなのに3時間でも閉じこめられたら私は発狂しそうになるなあ。ご同情申し上げます。


★★<森保J、苦闘の末ベスト8>足が短い分、苦戦したのか森崎ジャパン。90分、リズムが作れなかったビハインドの試合。史上最年少で得点を挙げた富安の虎の子1点を守りきったが、これでは優勝までの距離が遠すぎるなあ。

『本来ならボールを保持したい。守りの時間が長くなる中で臨機応変に対応できたことが、勝利のポイント』と森保監督は対応力を評価したが、はてさてどうかねえ。二次ボールが徹底的に拾えなかったし、奪ったボールが次に繋がらない、めくら蹴りも目立った。

サッカーアジア杯決勝トーナメント、森保ジャパンは、サウジアラビアと対戦し、1-0で勝利、ベスト8に駒を進めた。白星を挙げたとは言え、内容はとてもプアー。終始日本らしいリズムを作りだすことが出来ず、足技に負け、スピードに負けてサウジアラビアリードの試合。救われたのは、サウジが決定的シュートをことごとくミスってくれたことだろう。とても優勝を狙えるチームの試合ではなかった。この状況を森保監督はどう打開するか。次戦はベトナム相手で、よもや負けることはあるまいが、引いて守りヨルダンに勝った壁をどうやって破るかが課題となるな。次戦には大迫も出てこれそうだが。

ボール支配率はなんと『23対77』。この数字を聞いた主将吉田は『おお…』と、苦笑いを浮かべた。サウジアラビアについて『非常にボール回しに長けていたと思う』と吉田。そういうスタイルを好む指揮官が、それを体現できる選手を招集しているのではないかと指摘しつつも、『こういう結果を受けて、アジアのレベルの差は縮まっているんじゃないかっていうのはやってみて感じた。そこは危機感を持たなければいけないところ』と振り返っている。

また、相手にボールを支配されることは想定の範囲内で、セットプレーでの得点も狙い通りの展開だったという。吉田によると、『分析スタッフのアドバイスにセットプレーがキーになるという話はあった』とのこと。『そこから理想的な形で点が取れたことは大きかった』と話している。まあ、想定内の試合運びだったと言うことかねえ。それにしてもひどい。


★★<錦織、2度目の大逆転でベスト8進出>テニスの全豪オープン男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭が第23シードのパブロ・カレノ(スペイン)を6―7、4―6、7―6、6―4、7―6で破った。錦織は自己最高に並ぶ4度目のベスト8進出。準々決勝は大の苦手、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。錦織のフルセット、タイブレークによる大逆転はこれで2度目。すごいタフネスではある。しかしなあ、またもやジョコビッチにはまた負けるだろうなあ。頑張れ、奮起せよ錦織!

女子シングルス4回戦は、第4シードの大坂なおみが第13シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)をこれも4―6、6―3、6―4の逆転で下した。大坂は日本勢で2000年の杉山愛以来となる全豪の女子シングルス8強入り。錦織、大坂、どちらかが優勝してほしいねえ。

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