Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『大学人気、就職に有利と「看護学部」など資格系が沸く』

$
0
0








宮崎市郊外の緑豊かな丘の上にたたずむ宮崎県立看護大。5月に開かれた大学祭には、来春の入学を目指す多数の高校生や保護者が詰めかけました。高校3年の長女と訪れた都城市の女性(42)は、『地元での就職は難しい。看護学部なら女性が一生続けられる仕事に就ける』と目を輝かせます。今春入学した女子学生(18)も『文系学部の受験も考えたが、資格があれば就職に有利』と進学の決め手を語ります。

同大学は、九州初の公立看護大として開校して16年。多くの地方大学が学生確保に苦しむ中、高い人気を維持してきました。この春の一般入試志願倍率は5.3倍。瀬口学長は『ほぼ100%の就職率が与える安心感は大きい』と話します。

今年度、看護学部を新設した関東学院大学(横浜)。文学部や法学部の苦戦を横に、新学部の入試倍率は最高8.8倍と想定を大きく上回りました。『看護学部の話をすると高校の反応がまるで違う』と担当。長引く景気低迷と厳しい就職事情を反映し、資格直結型学部の人気が沸騰。特に目立つのが看護学部。文部科学省によると、看護師養成課程を持つ大学は全大学の27%に当たる210校。この25年間で20倍になり、今後も目白押し。

ただ資格取得だけを売り物にした安易な新設はリスクを伴います。典型的な例が04年度に誕生した法科大学院。74校が乱立した結果、卒業生の司法試験合格率は当初予定を大幅に下回りました。9割以上が定員割れにあえぎ、8校が募集停止や統廃合に追い込まれました。

薬剤師不足を背景に新設ブームに沸いた薬学部。03年度に31校だった私立薬学部は08年には56校に倍増。だが6年制で学費総額が増えたこともあって、今は定員割れが相次ぎます。6年間で数千万円の学費がかかる私立大歯学部も学生離れが進み、学費値下げを迫られました。

宮崎県立看護大の瀬口学長は『学生集めが苦しいから、と看護学部で穴埋めするのは安易。重要なのは教育の質』と今のブームに懸念を示します。管理栄養士養成で実績がある女子栄養大の五明副学長も、『資格取得は目的ではない。資格を得てから、どんな社会貢献が出来るのかという意識を持たせることが重要』と。

資格系で最難関の医学部でも悩みは深く。東京大の佐藤副学長は『理掘甍絣愽瑤砲蓮日本最難関だから目指した学生もいる』と嘆きます。偏差値エリートであることの証明として医学部を目指す学生に医師の適正があるのか・・。多くの医学部が直面する課題です。

元九州大学副学長で、看護学部を持つ福岡県立大の柴田副学長は『一般学部を出ても将来が見通せないからと資格志向に走るのは仕方ない。資格系人気は一般学部がふがいないことをもっと自覚すべきだ』と。

確かに看護師の資格を取れば、終生看護師の仕事が与えられ、仕事に困ることはありません。が、自分に適正があるかどうか、昼夜勤や変則勤務など一般の女性職場より環境が異質なことなどを合わせて考えないと、一生取り返しのつかないことになりますねえ。よくよく考えてチャレンジしてくださいませ。(^.*)

★政府の支出に対し、ムダ排除を摘発する会計検査院の今年度の内容が報告された。それによると、今年度の無駄遣いや不適切な支出は2012年の秋までの1年間で1兆8,068億円に上ったと。過去最高のムダ支出額と。金額を押し上げた一番手は、独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構。ここに溜まった多くの余剰金、1兆2千億円が不要と算定されたもの。次に多額だったのは、整理回収機構RCCが不良債権の回収で得ていた利益1,837億円の有効活用を求めた件。

どちらにしろ、『親方日の丸』の役人根性が染みついた結果の案件。『国は貧乏しているのに、離れでは花見三昧の浮かれ生活』と揶揄したのはどの与謝野財務大臣でしたか。本当に役人根性は叩き出しても直らない疫病神ではあります。
 
★いよいよ参院選。憲法改正が目玉の一つ。私は何度も主張しますが、現憲法はGHQの管理下制定されたもので、国民投票さえ行なわれてません。いくら学者達や、反対派が理屈をこねようと、ダメなものはダメなのですね。特に2院制はGHQのシンボルのようなもの。現在ねじれ国会で政治がだらしなくなっている原因です。参議院は機能していないし、ムダな政府財政のシンボル。情報の通信手段や方法が格段に発達しているのに、憲法は1945年の時代遅れ。とにもかくにも、憲法改正ありき、という主張は正しいと思います。

★少し前、生活保護を受けている人達の多くは、熱心に仕事を探してはいない、とメモしました。それを裏付けるようなTVニュースが。広島県呉市の東に『安芸津』という地があります。ジャガイモの生産地で有名な所。ここに20代の若者が2人入り込んでジャガイモの生産に汗を流しているという内容。若者は『自分が作ったジャガイモが市場で売られるなんて、とても爽快』と。そして農家の人達は『ジャガイモ作りにも高齢化が押し寄せ、休耕地も出ているありさま。若い人達が関心を持ってこの仕事を引き継いでくれれば、これほどありがたいことはない』と。本当、仕事はこの高齢化時代、ちょっと探せばどこにでもある、という証拠でした。

ちなみにジャガイモ作りのお年寄りは70歳を超えているお人。生活保護を受けている人達の年齢をはるかに超えています。しっかりして欲しい生活保護受給の人達ですねえ。今度法律が改正され、職業選択も厳しくなり、とにかく好き嫌いは置いて、とにかく仕事に就くような指導が取られます(法案は首相の問責決議騒動で廃案に)。そうなれば相当の人達は第一次産業、今は第六次産業として、作って、商品に仕立て、自ら売って、という職業へ就くことも要請されますねえ。本当、生活保護を受けることは人生の恥だと思って仕事に就けば、おのずと道は開けますよねえ。ガンバレ、生活保護受給者殿!

■今日の画像は、もう1枚闇に光る、スタイリッシュな『新型MAZDA3=アクセラ』と、『寂地峡のせせらぎ』です。山口県最高峰の寂地山、そして谷間の寂地峡、すっかり堪能しました。(^.^)
  (昨日のアップからのアクセス件数は、260件でした)



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles