Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『「ジャパネットたかた」の社長が引退宣言、後継は長男に』

$
0
0







   
『商品に限りがございます。お早めにお電話を』―。テレビ通販の顔、『ジャパネットたかた』の高田明社長(65)が引退宣言をしました。次期社長には、長男の高田旭人副社長(34)を指名。ただ引退は3年後。テレビ販売の不振で伸び悩みましたが、2013年12月期は最高益を更新する見込み。得意の話術でタレント並の人気の高田社長。ネット通販の台頭など逆風が続く中、ジュニアに経営を引き継げるでしょうか。

『元気なうちに権限委譲したい。3年後に長男の旭人副社長に引き継ぐ』。高田社長は大阪の私立大学を卒業し、1986年に地元の長崎で起業した叩き上げ。一方、旭人副社長は東大教養部を卒業後、大手証券会社に入社。海外留学を経てジャパネットに入社。証券会社を選んだのは『日本一厳しい会社で経験を積みたかったから』と。

入社後すぐ関わったのは、2004年に同社が1ヵ月半、営業自粛をした原因となった顧客情報漏洩問題の対策部署。事件を受け、高田社長が『会社の生命線』と呼ぶようになった顧客対応のコールセンターや物流など重要部門を経て昨年、副社長に。高田社長は今も通販番組に毎日出演しますが、旭人副社長は番組に一切出ません。性格も対照的。高田社長が強烈なカリスマ性で組織を引っ張りますが、旭人副社長は『調整型』と自己分析します。

早々と3年先の『禅譲』を表明したのは、同社を取り巻く競争環境が劇的に変化していることが背景にあります。通販業界は『セブン&アイHD』が大手通販会社『ニッセンHD』の買収を決めるなど、再編の波が押し寄せています。『アマゾン』や『楽天』などの脅威も増して。高田社長は『従来の延長線上では新たな競争に勝てない』と語ります。社長は退任後も番組出演などは続けると見られます。

今期は売上高が前期比2割増の1,410億円前後、経常利益は前期の2倍の150億円前後になる見通し。最高益更新の原動力は脱テレビ依存を進め、『一押し商品』を集中的に販売したこと。エアコンを今期の重点商品に位置づけ、シーズンにかかわらず年間を通じて提案するキャンペーンを実施。布団専用掃除機などのヒット商品などでテレビの抜けた穴を埋めました。

旭人副社長は同社の強味として『安売りに走らず、一押しの商品をじっくり売ること』と話します。この販売手法で収益を上げ、無借金経営も成し遂げた高田社長。アマゾンなど巨大資本に対抗出来るか。ジュニアには試練の3年になりそうです。

★その『ジャパネットたかた』は来年1月から、正社員407人の賃金3%上げます。定期昇給とは別に、賃金カーブを引き上げるベースアップで。エアコンや調理器具などの販売が好調で、2013年12月期の経常利益が過去最高を更新する見通しとなったため。『独自のヒット商品が売れた』(広報)といい、通常の冬のボーナスとは別に、12月末には特別ボーナスも全社員に支給しました。これまでの経常利益の最高は、家電エコポイントが追い風だった10年12月期の136億円。今期は150億円程度になる見通し。賃上げの動きは大手企業だけでなく、業績のいい中堅企業にも広がってきた形ですね。(^.*)

★都知事選、自民から元厚労相の『桝添要一さん(65)』の出馬が濃厚にと。いやですねえ、傲慢、バラマキの自民党から都知事を出すなんて。強烈な対抗馬、出馬せよ、です。誰か出てこい、都知事選。(@_@)

■今日の画像は、『昨日操業を開始した、マツダ・メキシコ工場』と、『ネコジャラシ』『ニチニチソウの変種?』『マリーゴールド』です。  (昨日のアップからのアクセス件数は、377件でした)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles