『マイコ イズ トラディショナル カルチャー!』。京都市内の町家で12月、舞妓の滑らかな英語が響きます。相手はオーストラリア人の女性20人。日本を知る研修目的で京都を訪れた団体客。『おもてなし』の主役は海外留学経験がある舞妓、名前は『富津愈トミツユ』。
『化粧にどれほど時間をかける?』『普段はどんな髪型?』。豪州女性の英語による矢継ぎ早の質問に対し、おっとりした京ことばではなく、機転の利いた英語で切り返します。『化粧は失敗してやり直すこともある』『いつもこの髪型。寝るときが大変』。一同に笑いが。
富津愈は中学生時代にニュージーランドに留学。現地の学校に4年ほど通ううちに故郷・京都の花街への憧れがつのって。昨年秋に帰国し、祇園東のお茶屋の門をたたきました。英語が流ちょうな富津癒は、京都の外国人観光客誘致の期待の星になって。富津癒は昨年末、姉舞妓の『富多愛トミタエ』、女将の『富森れい子』と仏カンヌに飛び、世界の富裕層向けの旅行商談会で京都をアピールしました。
ラウンジで踊りを披露する度に大勢の注目を浴び、『ビューティフル』『ワンダフル』と言われたと笑顔の富津癒。
『舞妓はほんまもんのエンタテイナーと知ってもらえた』と話す女将の富森。京都・祇園東の富森の店は富津癒が入った効果もあり、外国人客が昨年30組を超え、前年に比べ倍増。料金は食事込みで1人3万円になりますが『VIP気分を味わえる』と人気です。
京都市内には米国俳優トミー・リー・ジョーンズが数年前、100万円の買い物をしたひな人形の『安藤人形店』があります。ホテルのコンシェルジュが、外国人客に伝統工芸品の店を尋ねられた時に紹介する店。ひな人形は10万~20万円、名工の3代目『安藤桂甫(67)』が手がける製品は数百万円も。
安藤の妻でひな人形コーディネーターの安藤啓子(63)は『海外のVIPは価格は二の次。ほんまもんを求める意識が高い』と指摘します。京都の観光景気は、本物の芸術・工芸品を追い求める外国人客をどれだけ増やせるかがカギを握ります。
大河ドラマ『八重の桜』に出てきた『山本覚馬』を知り、古都京都の再建話を知りました。維新の際、天皇、公家、各地の京都藩邸がすべからく東京に移動し、閑古鳥が鳴く裏寂れた京都の復興に手をつくし、同志社大学の設立に土地を提供した覚馬の偉業に思いをつのらせます。まさに偉大なり会津藩士・公用方『山本覚馬』ではあります。
★大相撲初場所は休場力士が横綱を筆頭に4人にも。そして綱取りを狙う大関稀勢の里も初日から黒星、角番大関琴奨菊も2敗を喫する難しい出だし。その中にあって、前頭10枚目の『遠藤』が人気を一手に。初場所から3場所で幕内に新入幕。なんと昨日の土俵、大関陣も顔負けの賞金が7枚。そして取っては宝富士を相手に、俵に両足をかけ、踏ん張り、下手投げの粘り技で白星と賞金7枚を手にして、星を3勝1敗とまずは白星先行に。ますます人気が上がる遠藤ではあります。(^.*)
★プレミアリーグ・サウサンプトンが『李中成』との契約解除を公表。これで李の浦和入りが決定的に。なんとも、サンフレメンバーが浦和の中心に5人、いや監督を入れると6人にもなる浦和。第二サンフレッチェの面目躍如ですねえ。しかし、李も回り道をしたものです。欧州希望の気持ちがはやり、中途半端に終わった李の欧州。残念ですねえ、あのままサンフレにいれば、2度の優勝がかみしめられたのに(*.^)
★福井県敦賀市で、『脱原発議員』に、タクシーが乗車拒否をしていました。驚き、桃の木、です。拒否されたのは、自民党の秋本衆銀議員。タクシーの配車を依頼したら、運転手が秋本議員の素性をネットで調べ、『当社は原発関係の仕事をしており、脱原発関係者は断っている』だとして、乗車を拒否したと。なんともすさまじい、原発戦争ですねえ。まさに都知事選挙の前哨戦。
■今日の画像は、『初ゴールを決め、チームメートに祝福されるミラン、初先発の本田』と、県北『道後山のたたずまい』です。本当、フランスのお偉方、ゴシップが多いですねえ。しかもそれを国民が許容しているところがまたフランスらしいです。(@_@) (昨日のアップからのアクセス件数は、432件でした)