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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『変わる中国、変動の予感、「起業家層の台頭」』

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西欧の市民革命、社会革命は、社会の新しい中間層の出現、『ブルジョアジーの台頭』によるところが大きいと、習った覚えがあります。今、中国共産党王朝で起きつつある現象はまさにこの『中間層、ブルジョアジーの台頭』です。その代表格『任志強さん』の逸話。

中国では今、民間企業の『任志強さん』が注目を浴びています。不動産開発大手の会長を務める傍ら、産業界のオピニオンリーダーとして大活躍をしているからです。マスコミに奉られたあだ名が『任大砲』であることからも分かるように、任さんはまた、数々の暴言を放つことでも有名です。不動産開発に貧困層からの批判が集まると、『我々は別に貧乏人のために家を作っているのではない。金持ちのためだけにのみ家を建てるのだ』と言ったたぐい。

『任大砲』は、政府部門やその高官たちに容赦のない砲火を浴びせることもあります。5年前、政府関係機関が不動産開発業者を招いて開いた座談会の席上、任さんは中央銀行の経営陣の一人と口論し、この女性幹部を泣かせてしまいました。昨年12月には、『過去10年間、政府の行った不動産価格抑制策は全部間違っていた』として、中央政府の経済政策を真っ正面から批判。今年の1月も彼は、北京市国家資産管理委員会が北京銀行の幹部人事に干渉したことを取り上げて、管理員会に対する痛烈な批判を展開しました。

さらに4月初旬、中央官庁の一つである『住宅と都市・農村建設部』の部長が政府の政策実施によって住宅価格が今後下がるだろうとの見通しを示すと、任さんは直ちに『この人の話なんか信じられるもんか』と、大臣クラスの高級幹部の発言を一蹴して見せました。翌日には、経済学者の張さんが『企業家は投資に失敗すれば飛び降り自殺をするしかない』と発言したのに対し、任さんは時運のブログで『それなら政府の幹部はまず、全員飛び降り自殺すべきだ』と言い放って世間の喝采を浴びました。

このように、政府機関やその高官達を『へとも思わぬ』ような傲岸不遜な態度でこき下ろします。そして、このような民間企業化の出現は、共産党独裁王朝成立以来だけでなく、『官尊民卑』の伝統を有する中国数千年の歴史の中でも初めての出来事だとも(本当かしら?)。

もちろん今のところ、任さんたちは時々、痛烈な政府批判を行うものの、基本的には政権との『共存共栄』を保ちながら現体制の中で生きていく道を探っています。しかしこのような『共存共栄』がいつまで続くのかが問題です。各国の資本主義の発達の歴史的経験からしても、経済的力を手に入れた民間企業家がより多くの政治的権利を求めてくるのは必至だからです。西欧の社会革命を起こした『ブルジョアジーの台頭』にも似て。

中国の企業家階層も今後ますます、独裁権力の抑圧と腐敗官僚の搾取に耐えかねて自分達の権利をより強く主張したくなるし、自らの権益を守るために政府の独善的な政策決定に『NO』を突きつけたくもなるでしょう。こうした中で、いわば旧制度と新興勢力との対決はいずれ決着の日を迎えるでしょう。その時こそ、本物の『大革命』がやってきます。

まったくその通りでしょうねえ。抑圧=共産党王朝の図式が崩壊する日は必ずきます。先日も書きましたが『日本の中国侵攻を非難する』なら、元の時代、清の時代、中国は異民族から植民地化されていた事実を認め、『匈奴=北方民族』が領有していた地域の独立を認める必要があります。なんせ、中国の歴史は『万里の長城以北は匈奴の領土』だったのですからね。(^.*)

★ 6月30日に米ニューヨーク州ワトキンスグレン・インターナショナルで、『グランダムシリー
ズ第7戦』が開催され、『#00 VISIT FLORIDAマツダ6 SKYACTIV-Dレーシング(ジョエル・ミラー/トリスタン・ヌネス/寺田陽次郎)GXクラス』で優勝しました。マツダ6が優勝するのは5月のロードアトランタ以来連続4回目で、そのうちこの#00が3勝しています。本年のチャンピオンシップ獲得に向けて大きく前進しました。

ニューヨークシティやバッファロー、ロチェスターなどの周辺都市から訪れた多くのファン達が、日光浴を兼ねながらレースを楽しむ姿が見られました。マツダ『6 SKYACTIV-Dレーシング』 がこれまで優勝を重ねて来た過去3レースは、全て2時間45分のセミ耐久レースであり、6時間レースは初のチャレンジになりました。『#70スピードソース・マツダ6』はアグレッシブなセッティングで、この『#00』は耐久性・信頼性重視のセッティングを試すことに。

午前11時に決勝レースはスタート。GXクラスのポールシッターである#70は、上位カテゴリーのGTカーの一群に食い込んで、さらに上位を目指す勢い。一方、寺田陽次郎さんがスタートを担当した#00は、手堅くかつ上位車から大きく離されずに周回する作戦です。寺田さんはフェラーリ458やポルシェ911 GT3と共に序盤の周回をこなして行きました。その後、#70は59周目に駆動系にトラブルが発生。コース上に止まってしまいます。運転していたトム・ロングは、『5速全開から6速にシフトアップした瞬間にガツンと衝撃を受け、駆動力を失ってしまいました』と語っていました。次レースまでに原因が究明され、対策が施されることでしょう。寺田さんから交代したミラーとヌネスも力強い走りで周回を重ね、全くノートラブルでマツダ6を6時間目のフィニッシュラインに導き、今季3勝目を手にしました。

ふたりのヤングタイガー達とビクトリーレーンに現れた寺田さんは、『序盤からレースのペースが速かったのですが、GTカー達から離されずDP車両(最上位カテゴリー)に絡むことなく担当周回が果たせてホッとしています。僕はたぶん本日最高齢の66歳ですが、このような栄誉を得ることができて大変光栄です』と笑顔で語っていました。

このレースのお陰だけとも言えませんが、6月のマツダ車米国販売は、前年比+13%の22,496台。マツダ6は倍増、CX-5も5割増とモデルミックスがうまく回転し、収益にも大きく貢献しています。この秋には、最量販車『新型マツダ3』が投入され、さらに勢いづくものと見られます。ガンバレ、マツダUSA!サンフレ、カープのためにも。(^.*)

★『ならず者中国共産党独裁国家』が、東シナ海の日本との境界間近で、新たなガス田の開発に着手。この地域の地下資源開発には、事前協議をする協定だったはず。中国にとって『約束』とは、自分に都合のいい虚言なのですねえ、本当に困ったならず者国家ではあります。

★元大関把瑠都が今場所休場と。全休となると、現在の前頭6枚目から十両への陥落も。力任せで、技への執念を怠ったツケがここにきて強く響いています。残念です、横綱になれなくて。

★★『訂正』――私は行憲法は強いGHQの指導の元に生まれたもので、国会の衆参2院制はその一つである、と主張しました。が、戦前にはすでに族院と衆議院の2院制であったので、この部分は誤りであり、訂正削除し、お詫びします。

■今日の画像は、その優勝車『マ6 SKYACTIV-Dレーシングと手を振る寺田陽次郎』と、『アヤメ』『ガザニア』です。マツダはアメリカでの販売が盛り返してきました。さらに秋に導入される新型マツダ3で勢いをつけてもらいたいものです。メインスポンサーとして支援するサンフレ、カープのためにも。(^.^)
  (昨日のアップからのアクセス件数は、419件でした)

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