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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『許されざるブラック企業に就職、苦悶の毎日』

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東京都内に住む20代の男性が『私が入社した会社を求人票から削除して欲しい』と、母校の私立大学で職員に詰め寄ったのは、一昨年の秋。男性によると、大学の求人票を信用して入った会社で営業を担当し、衣料メーカーに生地を売りました。ノルマは毎月100万円の利益。1日営業しても追いつきません。

『死ね。バカ。だから結婚も出来ないのだ』『首にするぞ』。社長の罵声は容赦ありませんでした。でも、100社以上の受験に失敗し、やっと入れたアパレル業界。『次は見付からない』、男性はそう思って我慢しましたが、1年半で辞めました。同期5人のうち3人が半年で退職。

『奴隷と思って働くように』。入社式で社長はそう話したと。残業は毎月100時間以上で、休みは月3日以下、未払い賃金は200万円、と訴えます。男性は『大学のお墨付きがある会社だと安心していた。実際は地獄だった』と振り返って。今は百貨店の契約社員として大手百貨店で働きます。

男性の出身大学は、訴えを受け付けた企業を『ブラック企業』と判断し、求人公開を止めました。こうした、紹介先の企業でパワハラなどに遭ったという訴えが60社に上ると。担当者は『ゆゆしき事態。だが、全ての企業の問題点を事前にチェックするのは不可能』と頭を抱えます。企業の求人は年間1万件にも上るから。

毎月100時間を超える残業、ノルマ未達成を理由にした罰金、出勤日数の改ざん・・・。ブラック企業問題を追及するNPO法人『POSSE』(東京)には昨年、大学卒業生たちから1,500件の相談があり、毎年増加の傾向にあると。

一方、昭和女子大では13年11月、女性が働きやすい『ホワイト企業』の順位表を作りました。女性の平均勤続年数や定着率を算出し、数値の高い企業を実名で公表しました。昨年は70社を紹介。坂東学長は『ブラック企業の見極めは難しいが、ホワイト企業を提示することは出来る』と。

私の経験から申し上げると、私は再就職した経緯から、要注意企業とは、『オーナー企業で起業話を自慢する経営者の企業』ということになります。再就職した会社の取引先社長の令嬢の結婚式に招待があり、偶然受け付けで知り合いに会いました。彼はその社長と高校時代の同級生と。社長は倒産した勤め先の会社を暖簾ごと1,500万円で買い取り、復活戦に。幸いアジア大会が追い風になり、ビジネスは拡大、業界で広島を代表する企業に。友人の話では、その軌道に乗るまでが厳しかったと。お米は郷里から送ってきましたが、副食を買うお金がないので、ご飯に醤油をかけて食べていた時代があると。

私がこの話を再就職した会社の社長に話すと、『わしだって、電気もガスも止められ、チキンラーメンをそのままかじった経験がある』と。この社長も、取引先の社長も、企業経営でどん底時代を経験しています。そして社内の仕事、取引先に対する応対などなどの苦労も実体験に基づき身にしみています。とすると、新入社員や若手のやっていることが非常に緩慢に見えるのですね。自分は命を賭けて会社を発展させたという自負が、赤の他人にもそれと同等の行動を強制する意識が強くなるのです。勢い、社員を頭から強圧的に使う状態になりがちです。新入社員や若い社員は、そのような経験がありませんから、社長から見ると本当にまどろっこしくて。勢い余り、パワハラになるという次第。立志伝中のオーナー企業に応募するには、オーナーの人柄などをさりげなく、そこの社員や先輩に聞くという手間を取るべきです。とにかく中小企業の働く環境はトップ次第ですから。

ユニクロもその例外ではありません。柳井社長の成功体験、苦闘の体験を社員にも実践させたいという起業オーナーの奔放なる傲慢があります。柳井社長は、改心して『脱ブラック企業』を宣言しましたが、体に染みついたシミはそう簡単に取れるものではありません。

柳井さんで思い出しましたが、彼は5,000億円を上回る資金を所持するお金持ちなのですねえ。それにしては、寄付とかボランティアの話を聞きませんねえ。欧米で成功したビジネスマンは、すばからくボランティア精神に富んでおり、各種の寄付行為を行っています。あのマイクロソフトの『ビル・ゲイツ』も夫婦で慈善団体を運営していますねえ。柳井君、ちょっとは社会還元したらどうですか。山口県のJリーグ誕生への支援など、県民から拍手喝采でしょうにねえ。

★かつて、カープがシーズン出足ダッシュをした時、『どうせ元気がいいのも、鯉のぼりまでよ』と悪口を言われ続けました。優勝以来、それも少なくなり、また昨今はスタート時からBクラス定着で、このような悪口も聞こえませんでした。が、今年は違います。今朝現在、カープは堂々の首位。今日は、カープがバリントン、横浜が加賀美。バリントンがこの前の阪神線並の投球をすれば、楽勝でしょう。加賀美はどうやら、今シーズン初先発ではないでしょうか。横浜のHP、1軍登録選手に名前がありませんので、2軍から上がったばかりでしょうねえ。昨年は1勝4敗、防御率6.03の投手です。さあ、5月5日、鯉のぼりの日、カープが勝てば、広島人・カープファンにとって今年は面白い年になりますねえ。(^.*)

昨日は、マエケンの登場。いきなり先頭打者ホームランを打たれましたが、そこはマエケン。8回を投げて2失点、3安打と試合を作ります。一昨日、自滅した篠田やその前の野村とは格が違いますねえ。スコアは5-2、カープが16年ぶりの20勝1番乗り。菊池、丸、エル、松山の打線が波に乗って効果的な得点舞台となりました。マエケンが見られるのも今年限り。大リーグ行きがほぼ確実視されています。

★その昨日の試合、松山、木村、エルが立役者。5回裏、その松山が打席に向かう最中、野村監督は『打ったら、明日以降もスタメンだ』と耳に囁いたそうです。結果は凡打でしたが、松山は意に介せず、これからも一生懸命頑張ると。面白い野村監督です。

★登山家の『野口健さん(40)』が、先月エベレスト登山ルートで、雪崩に遭って死亡・不明になった16人の『シェルパ=ネパール人ガイド』の遺族に、ネパール山岳会を通じ、1千万円を寄贈します。現場は巨大な氷塊が積み重なるアイスフォール=氷瀑地帯。ルート中一番危険な箇所で、過去にも死亡事故が多発しています。

いい登山家になりましたねえ、野口健。デビューは確か20歳前後だったと思いますが。それに、彼が昨年登山写真衆を刊行しましたが、その胸にあったカメラはなんとプロでは珍しい『オリンパスE-5』でした。普通キャノニコが好みのプロの方々ですが、この機種はキャノニコにないレンズが小型軽量で、ダストリダクション機能があり、登山での取り扱いの軽便さ、軽量化を目的にオリンパスのフォーサーズを選んだのでしょうねえ。私は今、オリンパスのマイクロ・フォーサーズM-5を携えて山歩きをしています。明るいEVFを備えてレンズ込みで600gのイチデジです。

★水戸市の女性(73)が、詐欺にあい、計8千万円近くをだまし取られました。最近の詐欺の特徴である、未公開株の購入をエサに。さらには次々と関連する詐欺の電話が。『名義貸しは犯罪』などと言われ、200万円を搾取されて。

私のかみさんは、元銀行員で、このような詐欺を働くには、お金持ちのターゲットを探さなければなりません。そのためには、預金情報を知るのが一番てっとり早く、どうみても銀行員に共犯者がいるはずだと。そうでもないと、現金を持っている人を特定できないだろうと。警察署の皆さん、詐欺時間に銀行員の関与がないか、しっかりと検証をお願いします。

★J1柏のレアンドロが、試合秩序を守らないことから、監督と検温な仲になり、練習にも来なくなって。結果、名古屋に移籍と。ところが名古屋の年俸1億2千万円、柏時代は1億円。何故2千万円も積んだのか、理由がわかりません。レアンドロはこのところ試合中の暴挙が連発状態で、選手としての規範が問題になっています。このような選手を甘やかすJリーグの風潮になっては禍根を残しますねえ、名古屋グランパスエイト殿。

■今日の画像は、自然破壊を避け『コストの高いトンネルで造られた、タイの自動車道』と、東区『牛田山の新緑』『トレーニングするトレイルランナー』です。牛田山にはミズナラが多く、この新緑が縦走する目にとても美しく輝きました。(^.^)

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