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『欲望の国アメリカの対日戦争「オレンジ計画」』

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間違いだらけの歴史認識А慷瀚召旅颯▲瓮螢の対日戦争「オレンジ計画」』

アメリカは日露戦争の終わった翌年あたりから、テオドア・ルーズベルト大統領の指示で対日戦争計画を練り始めました。『オレンジ計画』です。対英戦争の『レッド計画』など他にも対外戦争計画が練られていました。

19世紀末に西海岸まで達し、ハワイ、フィリピンを獲得したアメリカにとって、次のフロンティアとしての目標は巨大市場『中国』でした。そして既に満州での利権を独り占めにし、中国への道に立ちはだかるのが、強力な海軍力を持つ小癪なイエロー・モンキー、『日本』だったのです。オレンジ計画はその後何回も改訂されました。1911年明治44年のものには、『米国は独力で日本を満州から撤退させるべく、大陸への介入でなく、海上の作戦によって戦うことになるだろう。日本の通商路を海上封鎖することで息の根を止めることになろう』と。30年後の戦争はまさにその通りになりました。

この計画は大統領、陸海軍トップなど数人しか知らないもので、大統領は暴露された時のことを警戒し署名さえしていません。1922年のワシントン条約で日英同盟を解消させたのも、日本の戦艦保有量を米英日で5:5:3とさせたのも、1930年ロンドン軍縮会議で重巡洋艦はアメリカの6割、駆逐艦はアメリカの7割と抑えたのも計画通りでした。軍事上の不平等条約です。

アメリカは日露戦争での日本の強さを見るや、対日戦争に向けて35年も準備していたのです。日本にも『帝国国防方針』があり、陸軍の仮想敵国はいつもロシアでした。まったくすれ違いの日本国首脳です。

その後も日米戦争だけはどんなことがあっても避けたい日本に対し、アメリカは太平洋の覇権を巡って日本との衝突を必然視し、本気で準備しました。第二次世界大戦で英ソが窮地に陥ってからは日本に先に手を出させようとありとあらゆる努力を重ねました。日米戦争に限って言えば、共同謀議で告発されるべきはむしろアメリカだったのです。人間というものは、他人を攻撃する際に自分が言われると最も痛い言葉を用いる、という心理的傾向があるのです。

このような背景あったからこそ、日本の真珠湾奇襲の報告を聞いたルーズベルト大統領は『来たか』と机を叩いたそうです。欲望の国、アメリカの罠にひっかかった日本もダメですが、其れを覆い隠し、戦後第二次世界大戦、太平洋戦争は日本の軍部の暴走と責任によるものと、日本人を洗脳した『ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム』WGIP=戦争についての罪の意識を日本人に植え付ける宣伝計画、は大成功ですねえ。小中学校の教科書からメディアや一般の雑誌にまで、戦争を引き起こした日本は悪者、二度と戦争を起こしてはいけない、憲法にもある、と教え込み、日本人全員があの大戦は日本人が悪かったと思いこまされています。が、戦争は当事者があって出来るもの。アメリカの挑発なしでは太平洋戦争は起らなかったのですねえ。欲望の国アメリカ、ではあります。   (参考:藤原正彦著『日本人の誇り』)

★イスラム国による日本人拉致。すでに1人は殺害された模様。そもそもイスラム国を生んだ原因は、アメリカのイラク政策の失敗から。ありもしない『イラクが保有する大量破壊兵器を撲滅する』との大儀でフセイン・イラクを突き落としたのはいいが、国内に渦巻く宗教対立で劣勢のスンニ派過激派がイスラム国を樹立。以後テロ集団として世界を震撼させます。

もともとイラクには、大量虐殺兵器などなかったのに、アメリカはその保有を口実に侵攻しました。その結果がイスラム国。いわばイラクのパンドラの箱を開けた形。フセインの残虐はそれとして、放置しておけば、現在のイスラム国など生まれなかったはず。アメリカの目算狂いは戦後あちこちで見られ、その失敗を国際社会の中で正当化するバカなまねを何度も重ねているのです。

日本叩きのため、中国に肩入れし、第二次世界大戦を勝ち取ったアメリカですが、折角中国を支援したのに、中国は毛沢東共産党勢力に占領され、蒋介石国民党は台湾に逃れ、今や世界の孤児。朝鮮半島もソ連・中共の代理戦争で南北分割へ。また、ベトナム戦争では、日本で成功した政策を展開したが、収賄ワイロ政治が横行する南ベトナム政権は国民からも見放され、結果北ベトナムの共産勢力に負けました。日本とベトナムでは民度が大きくことなることを斟酌しなかった、米政府の大失策です。

さらには、ソ連が侵攻するアフガニスタンで、対ソ連勢力としてアルカイーダをCIAが育成支援。ソ連退却後はアルカイーダは反アメリカ勢力として確固たる地位を。そして9.11テロも勃発。何千万というインディアン先住民を殺戮し、また奴隷解放後今もなお残る黒人差別社会。欲望のおもむくまま種の消滅直前までバッファローを殺戮した歴史。幸いアメリカには資源と土地が豊富な故、世界のリーダーに鎮座する風景は、まさに滑稽を通り越し、残虐とまで言えるのではないでしょうか。

★サッカー全日本がアジアカップで敗退し、ちょっと元気がなくなった日本。が、その穴埋めをテニスの錦織がしてくれています。明日月曜日は、第4回戦、相手のフェレールは前試合で足を痛めているとの情報。頑張って欲しいですねえ、錦織!o(^-^)o

★今回の日本人イスラム国人質事件、報道では『自己責任論』がネットを揺らせているとありますが、私は目にしていません。メディアも一切自己責任を追及せず。これって何か変では。友人を助ける目的とはいえ、実現できないことがほぼ明白な道へ突き進んだ人物が、政府をまきこみ世界的な混乱を。この迷惑を想定しない行動事態非常識、と言ってもいいのではないかと、私は思います。母親の息子救済の訴えも、物事の重大さを認識しない愚行に見えます。皆さんはどう思われますか?

★今日の画像は『スリル満点・長い鎖場』です。広島県西部の『三倉岳』、3つのピークのキレットを登り降りする、長い鎖場。とても迫力があり、画で見ても、震撼させる場面があちこちに。たかが標高702m、されど702mです。\(^o^)/

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