間違いだらけの歴史認識─愼椶隆攅駟珊腓蝋餾殍‐「侵略ではない」』
韓国の朴槿恵大統領は、常に『正しい歴史認識を』と絶叫する。果たして正しい歴史認識とは何か?『朝鮮併合』は歴史上の事実であり、これは当時の国際法に照らして正しかったのか、間違っていたのか。まさにそれが問題です。
2001年にアメリカで、ハーバード大学の協力により『第三回韓国併合再検討委員会』が開かれました。この会議は、日本による1910年の韓国併合が国際法から見て違法であるかどうかを確認しようとした韓国のイニシアティブで開催されました。結論的に言うと、『韓国併合は違法』という韓国の学者達の主張は、欧米の研究者達によって全く受け入れられませでした。
ケンブリッジ大学の教授で国際法の権威であるクロフォードさんはこのように語っています。『国際法は当時、文明国相互の間のみに適用されるものであり、この国際法を適用するまでの文明の成熟度を有さない国家には適用されなかった。植民地化に関する「法」とは、それが他の文明国によってどのように受け取られるかであった。韓国併合は英米をはじめとする列強に認められている以上、違法とは言えない』。韓国側は悄然と肩を落として去ったそうです。当時、侵略かどうか、即ちそれが国際法上正当か否かは、列強の判断によったのです。
韓国からすると、日本は朝鮮半島に『侵略し』そして『併合』したのだと。侵略とは何か。一応の定義は『自衛のためでなく、軍事力により他国の民族自決権を侵害すること』です。ここで大事なのは『民族自決権を持つ国』とは何か、が時代とともに変遷することです。
1919年、第一次世界大戦が終わった後にパリで講和会議が開催され、そこで新しく出来る国際連盟の規約が決められました。その規約の『委任統治』に触れた箇所を読むと、『自立出来ない人々のために、彼らに代わって統治してあげることは、文明の神聖なる使命である』と書いています。これにより欧米列強は植民地保有を正当化したのです。
韓国はその後も、日本が朝鮮半島を植民地化したことを取り上げ、償いをしろと声高に叫びます。が、それは自分の上に向けて唾を吐くと同じ、自らの立場を辱めることになるという自覚がないのですねえ、この国の人達には。当時、朝鮮国が『自立出来ない人々の国』だったことを自ら告白するようなものです。一歩譲って、仮に日本が朝鮮半島を併合しなかったら、どうなっていたか。歴史は歴然としています。ロシアが半島を併合したに違いないからです。
ロシアは当時も今も、南に進路を求め、近隣を併合しています。昨年のクリミア併合もその一つですね。当時ロシアは南に軍港を設けたくて、中国から旅順の港を租借していました。そして、朝鮮の釜山港にも食指の手を伸ばしていたのです。朝鮮半島がロシアに併合されると、国家防衛上危機を抱くのは日本です。ロシア・ソ連の領土拡大主義は歴史上歴然とした事実ですから。
従って、日本は朝鮮を併合し、対ロシア戦略上の要所とした訳です。それ以外に朝鮮を併合する理由がありません。富める国でもなく、石油が出るわけでもなく、文化、工業、農業、全ての面で日本より相当遅れている地域を併合して得になるわけがありませんから。朝鮮の農業の父と言われる『禹長春(ウ・ジャンチュン)』だって、総督府から東京帝国大学農学部に派遣され、日本の農業技術を学び、それを自国に持ち帰ろ、移植したからこそ出来た偉業です。
本当、日本の朝鮮併合が間違っているというなら、歴史を巻き戻し、朝鮮がロシアに併合されたとして、その歴史を書き換えて欲しいですねえ、朴槿恵大統領殿。さらに、当時の朝鮮は国際法の適用を受ける資格のない国だったという認識を自覚してほしいです。別に日本が偉かったと威張る訳ではありません。当時の国際情勢からしたら日本が防御的にも朝鮮を併合することは当然の理であったわけです。それに対し、朝鮮はなんら日本に抵抗出来る国体の様を呈していなかったのですね。
百歩譲って、日本の朝鮮併合が違法だったというなら、欧米列強のアジア・アフリカの植民地は全て違法だった、歴史認識を正せと、世界に叫んでくださいませ、李大統領殿。まあ、朝鮮国の非運は、命を賭けて国を守る国士、朝鮮国の吉田松陰、佐久間象山がいなかったことでしょうね。
★イスラム国による日本人拉致と殺害。連日テレビ新聞を賑わすイスラム国。これってアメリカの失政のツケではないのか。反省の色が見えないアメリカ。元々間違ったイラク侵攻で、フセインを殺したことからこのイスラム国の悪の芽が生じました。イラクはフセイン後、イスラム宗派対立が激化、虐げられたスンニ派急進グループとバース党の残党がイスラム国を建国。まだサダム・フセインの時代の方が世界平和にとっては良かったのでは。アメリカは常に自国の主張を正当化させる歴史を歩んでいますが、一歩下がってみるとその多くが失敗に終わっています。誤解を恐れずに言えば、イスラム国、アルカイダによるテロ攻撃がアメリカに仕掛けられるのも一種自業自得の面がありますねえ。
日本に対抗させるため、中国を大支援し、結果共産党政権の樹立を招いた中国国民党政策、それが朝鮮半島の分割につながり、悪の権化北朝鮮が生まれた。ベトナムを日本と同じ統治で制覇出来ると安易に考え、結果北ベトナムに敗退。CIAがアフガンで、アルカイーダを生み育てた結果、反米テロ組織として大きく成長。他にも中米政策で腐敗政権を支持し失敗が幾多も。要はアメリカ式民主主義を、民度も低く、行政能力に欠ける国に押し付けても機能しないことが立証されています。日本は例外の民度の高い国だったのですねえ。
それよっか、アメリカは国内で起きる人種差別、銃砲事件の退治に力を入れるべき。なんと、黒人と白人が結婚することを禁じる州法が、1970年代まで15の州に存在したそうです。憂うべき民主国家アメリカです。
★中国のウイグル地区の人達が脱出して、イスラム国へと。中国は国境警戒を強め、逮捕に。ウイグル人虐待から、イスラム国からのテロ報復の標的になる可能性が大きい中国。はてさてどう出るか、関心を捨てきれません。
★今回起きた名古屋大女子学生による、老女殺人事件はショックですねえ。『かねてから人を殺したかった』と供述し、あらかじめ凶器の斧を隠し持っていたと。犯人が不良行動のある若者と違い、常識をわきまえていると想定される国立大学学生。ゆがんだ日本社会の断面でしょうか。
★今日の画像は、冬枯れの里山『牛田山』です。でももう山ツツジには新芽が膨らんでいます。春遠からじですね。最後の画像は、先般の全国都道府県陸上大会のスタートダッシュ場面です。