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『村山談話のうさんくささ』

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間違いだらけの歴史認識『村山談話のうさんくささ』

村山元首相が出し、中韓が『歴史認識』の一つに数える『村山談話』とは一体何者なのか。日本国として、正しい歴史認識に立ったものなのか、私はそれが不思議でなりません。

毎日新聞は1月29日付けの夕刊で、村山談話発表時の政府高官のコメントとして『村山談話は、自民党単独でも社会党単独でもなく、いろんな思想の人達が集まって決定しました。村山さんの熱意が大きかったのは確かですが、決して個人の思想などではなく、心ある政治家たちや、行政の人達の思いが一つになった内閣総理大臣談話なんです』と。おいおい、本当かえ、と思いますねえ。

この政府高官は、あたかも英知を結集して談話を作成したかのように語っていますが、実際はごく一部の人間で話を進めていました。それどころか、村山内閣の閣僚すら事前に談話が発表されることも知らされていなかったのです。『(8月15日の)閣議で突然、首相談話が出てきて仰天した』(江藤隆美元総務庁長官)、『事前の相談は全くなく、唐突に出た(村山氏が)社会党の出身とは言え、何でこんなのを出すのかなと思った』(平沼赳夫元運輸相)。

村山元首相は自らの内閣の閣僚に対してすら、だまし討ちをかけたと言えます。しかも当時の野坂浩賢官房長官は著書で、『異議を申し立てる閣僚がいれば、内閣の方針に合わないということで即刻、罷免するつもりでいた』と明かしています。

また、河野洋平元官房長官は平成21年7月29日付け朝日新聞で、こんな『告白』をしています。『村山、河野、武村の3者が手を握り、戦後50年の村山談話を作った』。これがくだんの政府高官の言う『心ある政治家達』の正体ということでしょう。毎日新聞はこうした事実関係を無視して、村山談話の聖典化でも図るつもりでしょうか。

村山元首相自身は、著書『村山富市の証言』の中で、後の首相も村山談話を踏襲すると思っていたかと聞かれ、こう答えています。『いやいや、そんなことまでは想定していませんでしたね。後の首相がそれを踏襲してくれるだろうというような、期待はあったにしろ、誰がなるか分からないのでね、そこまで考えて談話を出した訳ではないね』と。

もとより、『村山談話』はその程度のものなのです。しかし、これが中韓からの金糸玉条のごとく突き上げられ、慰安婦問題の『河野談話』と共に日本外交の手足を縛る結果になっているのが現実。まさに日本の悲劇的演出者、なんとも外交音痴、思慮遠望のないノー天気な村山富市、河野洋平両氏ではあります。  (参考: 産経新聞『阿比留瑠非の極言御免』)

★2月5日のNHK会長定例記者会見で『戦後70年にあたり従軍慰安婦問題を番組で取り上げるのか』との問いに対する籾井会長の答え。『政府の正式なスタンスがまだ見えないので、放送するのが妥当かどうかは慎重に考えないといけない』。素直に聞けば『政府の主張に沿った番組しか放送しない』とも受け取れます。『政府の方針を確かめないと報道するかどうかを決められないのならば、大本営発表をそのまま垂れ流した戦時中と何が違うのか』。ジャーナリストの大谷昭宏さん(元大阪読売新聞記者)は怒りもあらわに言います。『報道機関は権力の監視に加え、国民の意見が割れている問題について自ら考え、報じることも重要で、その責務を放棄しているとしか思えない。外部出身の人物がNHKの会長をしてはいけないと言っているのではありません。彼には報道の世界の原則が全く分かっていないことが問題なんです』。まさに不適格ですねえ、籾井会長。言論人として、ジャーナリストの頂点に立つ資質はまったく感じられません。よくもこんな人物を会長にそえたものですねえ、阿倍晋三殿。任命責任を取ってくださいませ。

★NHKとは異なるものの、朝日新聞の信用失墜も相当でしょう。販売部数も100部程度落ちたのではないでしょうかしら。そして今度は『従軍慰安婦強制連行』の誤報が、『捏造』と評されたことに対し、雑誌社を相手取り執筆の元記者が裁判訴訟を。メディアの取材から逃げ回り、事実関係の説明責任も果たしてない記者にその資格が果たしてあるのか。『従軍』の言葉も使用ミス。反論があるなら、堂々と国民の前に出て論戦するべきだと思いますよ、この記者は。おうおう植村隆というんだね、この記者。記事の書き手としての説明責任が果たせていませんね。訴訟相手は、新潮社、ダイヤモンド社、ワックの3社、損害賠償額は1,650万円。

★続いては、新潟県のフリーカメラマンがシリアに取材に行くとのとで、政府からパスポートを取り上げられたことに、報道の自由を阻害したと、またもや朝日が噛みついて。あの後藤氏にも、外務省は再三シリア行きを中止するよう説得したが、聞き入れず、大騒ぎになったのはまだ記憶に新しいところ。カメラマンはシリアの取材だと言っているが、イスラム国取材が本目的なことは推察できます。そうでないと、リスクに見合う高い撮影料が取れないから。見え見えの行動を政府が、国民の安全とイスラム国がらみの犯罪に巻き込まれないよう、渡航を中止させたのは当たり前田のクラッカーですよねえ。

★佐世保の女子高校生殺人事件、名古屋大女子学生の殺人事件、和歌山の小学生殺人事件、そして今回の川崎の中学生殺人事件と矢継ぎ早に若い人達の陰湿な殺人事件が続きます。特に佐世保と名古屋の事件は、『人を殺してみたかった』と。世も末でしょうかしら。原因は何か。やっぱ、親兄弟、学校教育、社会情勢の問題でしょうねえ。が、元は本人の人間としての常識だと思います。あふれるばかりの殺人物語、漫画、そしてテレビ。世直しはどうすればいいのでしょうかしら、阿倍首相殿。

★今日の画像は、広島市の東にそびえる呉婆々宇山682mの登山道風景です。尾根道の景観が素晴らしく、私の好きな里山の一つです。O(^-^)o

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