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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『広島学20 モーニングサービスの発祥地、広島』

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<広島学を30回、毎日更新アップします>
★今日の画像は、日本で最初に『モーニングサービス』を始めた、広島市鷹野橋の珈琲店『ぶらじる』と、北千住の商店街で佐川国税庁長官のウソ証言に抗議する人達。京都の上京税務署前では、30人ほどが同じく抗議行動を取ったそうです。私も朝確定申告に行ったが、提出受付で、ウソつきの長官がいる税務署に税金を納めたくないね、と係の人に言いました。相手も頷いた素振り。みんなそう思ってるんだね、思ってないのは阿倍、麻生両氏だけなんだ。そして、国産の川崎重工製の『国産自衛隊輸送機C2』、見事ですねえ。さらに、春を呼ぶ花、『雲間草』と再び『アネモネ』です。好きですねえ、アネモネの花。

★★★名古屋名物の一つに喫茶店の『モーニングサービス』がある。愛知万博を機に、名古屋名物として全国に広く知られるようになった。もちろんモーニングサービスとは和製英語で、Morning Serviceと言ったら、教会の朝の礼拝のことを指す。この喫茶店のモーニングサービスの発祥地が、なんと広島なのだ。もっとも、喫茶店そのものがもともと広島人のアイディアであるし、そうしたサービスが広島から生まれたとしても、決して不思議ではない。

日本で初めての喫茶店は、明治44年(1911)、現在の東京銀座8丁目近くにオープンした『カフェ・プランタン』である。最初のコーヒー店というと、同21年(1988)、東京上野に開かれた『可否カヒイ茶館』というのが定説だが、こちらが出していたのはコーヒーだけだった。軽食、アルコール類まで提供する近代的、本格的喫茶店となると、プランタンが最初である。

開業した画家・松山省三の父親は広島藩主・浅野氏に仕えていた小姓で、明治期に入り広島市議会議長、市長を務めるほどの有力者であった。だが、省三はもともと画家志望で、東京美術学校(現芸大)で学んだ後、一旦広島に戻ってきた。ただ、広島にいては政治の世界とかかわらざるを得ない。それを避けるべく、25歳の時妻と共に再び上京する。上京後すぐ生まれた男が、前進座の『河原崎國太郎』で、その子供が俳優の『松山英太郎』『松山政路』である。

省三としてはさらに絵の勉強をしたかったようだが、経済的な事情もあって断念を余儀なくされる。ならばと言うことで、そうした世界の人達が集まれるサロンのような場としてカフェを開いた。カフェといっても現在の喫茶店とは違い、開店してしばらくは会員制であった。会員には森鴎外、永井荷風、谷崎潤一郎、北原白秋、黒田清輝、岸田劉生、岡本跨堂、島村抱月など、錚々たる人達が名を連ねていた。ウエイトレスを募集するのに『女給』という言葉を考案したのも省三であった。

さて、広島でモーニングサービス発祥の店とされているのは、市の中心部からほど近い中区大手町5丁目の鷹野橋商店街にある。小規模ながら、アーケードで覆われ、あか抜けした感じのする商店街が生まれたのは大正8年(1919)、この地に公設市場が開設されたのがきっかけだった。


昭和の雰囲気をいまなお色濃く漂わせているその商店街の一角に、昭和26年(1951)開業の『ルーエぶらじる』という喫茶店がある。そこが同31年に『モーニングサービス』を始めたという記録があり、翌32年に撮影された同店の写真にも『モーニング』という文字の入った看板が写っている。コーヒーに小さな目玉焼きを乗せた薄いトーストで、値段は60円、当時、多い日には200人もの人がこのモーニングサービスを目指し朝から行列を作ったと言う。

一方、名古屋誕生説のストーリーは次のようなものだ。昭和35年(1960)頃、愛知県一宮市(豊橋市という説もある)では、地元の主力産業である織物工場の関係者が商談や打ち合わせをする際、工場内の騒音を避けるために、朝の早い時間帯から喫茶店をひんぱんに利用していた。そうした客たちのために、コーヒーにピーナッツやゆで卵を出したのが、モーニングサービスの始まりだと言うのである。

もともと名古屋を含む愛知県西部は喫茶店の数が他地域に比べて多い。それ故競争も激しく、それがこうしたサービスを生んだという説にも説得力はある。ただ、こちらは残念ながら、客観的な実証材料がないため、とりあえず広島の方に軍配を上げざるを得ないということのようだ。(参考:岩中祥史著『広島学』)

松山英太郎が、広島にゆかりのある人とは知らなかったねえ。松山省三と言う人も素晴らしい人だったんだねえ。『ぶらじる』がモーニング発祥の地とは、これも全くしらなかった。


★<部長島耕作>ふと、『島耕作』の名が頭に浮かんだ。弘兼憲史作の長編マンガある。彼はパンソニックに入社するも3年で退職し、83年から週刊モーニングで『島耕作』を書き始める。物語作りは、同年代の友人などを集めて、アイディアを出しあった。そして、自分の年齢推移と共に、島耕作を出世させ、最後は会長職にまでに就ける。この時代、コンビニでモーニングが発売されると立ち読みしたものである。そして、漫画喫茶が出来ると、まずこのシリーズを全巻読み返した。まあ、ノー天気と言えばノー天気だが、こういうサラリーマンって幸せだろうなあ、とそれなりにうらやましくも思った。

広島市には小高い丘の比治山にマンガ図書館がある。市立図書館の貸出券を持っていると、ネットで予約できて、近くの区の図書館まで配送してくれるという便利な方法もある。『部長島耕作』は、1~7巻まであったが、一部貸し出し中で、借りれたのは1、2巻と、6、7巻。1、2巻は中沢社長の命令で、電機部品メーカーの乗っ取りを防ぐ仕事を。なんとか乗り切ったが、今度は中沢社長が退任することになり、子会社である貿易会社の専務で出向し、ワインビジネスを活性化させ、ビンテージながら将来1本10万円も20万円、いや100万円にもなろうかという『プレステージュ』を掘り出す。
そして短期間の勤務の後、親会社で問題となっていたミュージック会社に再出向をさせられた所でエンド。

6、7巻は、中沢社長の退任に伴い、反中沢派の新社長陣営から、子会社である福岡販売センターに再出向を命ぜられる。が、ここを立て直し、手柄を立てた結果、本社の取締役に就任、で、ハッピーエンドだ。間の3~5巻はそのミュージック会社での活躍と、島耕作の隠し子が現れるという、一面世間でよくある話として登場するが、ミュージック会社の蘇生には成功するという話だな。借りれるのが待ち遠しい。弘兼憲史は岩国の出身で、早稲田卒。なにやら広島に近く、親近感がある。

次は『取締役・島耕作全8巻』を読破?する予定だ。


★<赤坂に熊本県スナック>夜をネオンで彩り、古くから会社帰りのサラリーマンに癒しを提供してきた『スナック』。この全国番付で、九州・沖縄の8つの市町村が店舗数ランクで全国トップ20にランクインした。この勢いを駆り、熊本県は東京・赤坂に期間限定の店舗を出し、情報発信に乗り出した。

スナックの店は全国で10万軒以上あり、市区町村別の店舗数は中州のある福岡市博多区が838軒で全国トップ。これに長崎市5位675軒、那覇市9位640軒、熊本市中央区と宮崎市が10位578軒と続く。九州・沖縄にスナックが多い理由について、谷口首都大学教授は『酒所で、夜の街に繰り出していく文化が定着しているからではないか』と分析している。

拙者も、博多に3年暮らしたが、中州のスナックへ繰り出す夜はとてもワクワクしたねえ。当時はキャバレー『白い森』があった。北九州の金持ち丸源が買い取り、取り壊して、スナックビルを建てた記憶がある。


★<VWディーゼル>VWが日本で、ディーゼルエンジンを搭載した『パサート』を売り出す。アメリカでDE排ガス不正を行ったVW。どのツラさげて、DEを売るだろうか。値段は422万円から。燃費がガソリンエンジンよりも優れ、1リットル当たり20.6キロとなったと。昨年の輸入車にDEの占める割合が2割を占め、顧客からDEを求める声が強いことに応えたものだろう。が、忘れてはけないねえ、VWはDEの排ガスでウソをついて、不正を働いたことを。


★<鈴木誠也復帰>昨季、右足骨折でリタイアした、カープの『鈴木誠也』。今月中に実戦復帰する見通しとなった。緒方監督が明らかにしたもので、『最初は打席限定になると思うが、後半辺りでスタメンで守りも含めてしっかりやっていけそう』だと。12日の特打では、岡田から一発も放ち、順調な回復ぶりを見せている。カープファンにとっては嬉しい便りではある。


★<職員給与カット>千葉県富里市は、4月から1年間、すべての一般職員の給与をカットすることを決めた。厳しい財源不足を補うためだと言い、カット率は給料の0.5%。市長、副市長、教育長は給料を1%、部課長らの管理職手当も10%減額する。総額1億4千万円強をねん出する見込み。

破綻した夕張市でも、これ以上の給与削減を行っているな。自治体での収入不足に対応するための給与削減はちらほら見かける。全然みかけないのが、政府職員給与の削減。日本国の財政も棄損し、未曽有の困難に直面しているのに、政府職員は涼しい顔で大番振る舞いを受けている。正常な神経の持ち主でれば、公務員組合は給料の削減を申し出てもおかしくないな。70年を経て、制度疲労が目立つ人事院制度ではあるな。やっぱり日本の行く先は暗い、のかな。


★<ファミレス増収>昨年、人手不足から深夜営業を止めた『ファミレス』。ここに来て、深夜営業を止めたにもかかわらず、増収だと。おっもしろいねえ。理由は、深夜営業で使っていた人手を昼間の繁忙期に投入。お客がスムーズな店の対応に好感度を示し、客足が伸びたのだと。そして、メニューも詳細に点検し、『もう一品』が選べるスタイルに。面白いねえ、風が吹けば桶屋が儲かるの図式のようにも見えるが。いいことだ。


★<北に騙されないで・横田早紀江さん>拉致被害者・横田めぐみさんの母、『横田早紀江さん』が都内で集会に出席し、ピョンチャン五輪で南北融和を進める韓国の文大統領に対し『北朝鮮の巧みなやり方に騙されないでほしい』と訴えた。

『北朝鮮はものすごく上手に、巧みに行動しながら計画を立てて、ピョンチャン五輪に上手に自分の国をアピールしながら、向こうを取り込んで行くような形で。韓国の大統領の考え方がちょっと揺らいでいるような感じに見えて。本当に騙されないでほしいと思っております』と。

北朝鮮代表団を最大級にもてなしたり、北朝鮮の芸術団と韓国のアイドルを共演させたりと、ピョンチャン五輪を契機に急速に南北融和を進める文大統領に対し、横田さんは『騙されないでほしい』と述べ、『自分達が年を取ると同時に、北朝鮮に拉致された被害者も50代、60代になっている。早く、日本で自由な生活をさせてあげたい』と、改めて良李被害者の早期救出を訴えた。

韓国では一体韓国人拉致問題はどのようになっているのだろうか。韓国で北朝鮮に拉致された人は300人位もいると側聞するが、その割には何ら拉致被害者の帰国への運動や政治的動きが聞こえない。一体どうなってるんだろうか、韓国の人達の頭の中は。不思議だ。


★<親方日の丸>昨日、広島市立図書館がある中区市民センター『アステールプラザ』に行った。入って驚いたのは、館内の温度。昨日は最高気温が11度程度と、それまでより暖かかったが、それでも館内温度は24、25度はあろうかと。着ていた革ジャンを脱げとばかりに。あの大きな館内を暖房するには相当の維持費用がかかると見られるが、誰もその温度の不思議に気づかないのか、おざなりなのか。普通、家庭であればこれほどの温度になると、暖房を下げるのだが・・。まあ『親方日の丸の公務員』の執務感度を再度確認した次第。こんなムダが日本全国に溢れているのだろうなあ。一体ここの館長はどんな仕事をしているのだろうか、不審だ。


★<世界一はトヨタ>1月下旬の報道で、自動車世界一は今年も『VW』だったとメディア。VWって、ポルシェもアウディもシュコダもセアトもひっくるめての話。トヨタもダイハツ、日野を入れてるがVWほどではない。むしろ実質グループ入りしている、スバル、マツダを加えれば260万台という台上げになる。と思っていたら、あの辛口評論家、国沢光宏さんが、以下解説。

年の世界販売台数の概要が判明した。まず世界一はブッチギリでトヨタ。報道だとVWとされているものの、こらもう『グループ』であり、シュコダやセアト、アウディ、ポルシェなどを加えた台数。日産の2位と報じられているが、ルノーに三菱、ダチアなど加えた台数。純粋なブランド別の台数を調べてみたところ、結構以外な結果に。驚くべきはホンダの台数。なんと522万台とVWの623万台の背中が見えている。以下。
 .肇茱拭  938万台
 GM    797
 VW    623
 て此   581
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